わたし的棚ぼた一万円選書 急に千葉さんに手渡された封筒、開けてみたら1万円札が1枚。何ごとかと思えば、同期の出張を代わったお礼をもらったらしい。 「葵はワンオペで育児してくれたから」と半分わけてくれました。 泡銭の1万円 これはもう、わたし的1万円選書をしろという思し召しなのでは……
●Tyler Cowen(1991), “Self-Constraint Versus Self-Liberation(pdf)”(Ethics, Vol. 101, No. 2, pp. 360-373) 第5節 「Is addiction always the result of weakness of will ?」/ 第6節 「Self-management and markets」の訳です。次回エントリーがラスト。 Is addiction always the result of weakness of will ? (中毒は常に意志の弱さの結果なのか?) 自己規律の行き過ぎを招く可能性があることに加えて、ルール志向の「私」は中毒や有害な消費習慣を招く原因になっているかもしれない。中毒は、必ずしも意志の弱さの結果、あるいは、衝動的な「私」が自己管理を巡るバトルで優勢に立っている
★★★☆☆ (評者)池田信夫 新潮選書強い者は生き残れない環境から考える新しい進化論 著者:吉村 仁 販売元:新潮社 発売日:2009-11-25 クチコミを見る 進化論というと、一般にはドーキンスの『利己的な遺伝子』ぐらいまでしか知られていないだろうが、最近の進化論はゲーム理論などを使って複雑になり、経済学でも進化論を取り入れている。たとえば母親が自分を犠牲にして子供を守るような利他的な行動は、ドーキンスの紹介した血縁選択理論では遺伝子プールを最大化する利己的な行動とされるが、それでは説明できない現象も多い。 最近では、個体レベルだけではなく、個体群のレベルで淘汰が起こるという集団レベル選択という理論が有力になっている。集団と集団の競争では、エゴイストによる内部抗争の多い個体群は敗れ、利他的な個体の多い個体群が生き残るので、利他的な行動は集団を守ることによって遺伝子プールを守っているので
2002年、ペンタゴンは、冷戦終結以降、最大規模の軍事作戦演習を行った。イランへの攻撃を想定した、「ミレニアムチャレンジ」と名付けられたこの演習は、情報化、ネットワーク化の行き届いた、最新装備の米軍が無敵であることを証明するための演習だったはずなのに、時代おくれの装備を与えられた「仮想イラン」軍に、「仮想米軍」は歯がたたなかった。 ポール・バン・ライパー退役中将が率いた「仮想イラン」軍は、ことごとく米軍の行く手を遮ることに成功した。 ペルシャ湾岸に入った米艦隊は、イラン軍の自爆船、対艦巡航ミサイルによる攻撃を受け、米戦艦のほぼ半数が沈められるか、作戦遂行ができない状態に追い込まれた。これはパール・ハーバー以来の大失態だった。 情報の伽藍に圧倒される 「第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい」という本に登場するこのエピソードの主役、ポール・ヴァン・ライパー退役海兵隊中将がどうして強か
合気道を科学することはできるんじゃろうかということを、ついったーにいる合気道つかいと合気道つかいじゃないけどそのへん考えてくれそうな人に聞いてみた。 とりあえずログを保管してみました。 ログ TsumuRi: 武道を中学校で必修化するってなんなんだろう。技術としては人を傷つけるための技術じゃないか。精神性を教えられなかったら、暴走する子どもが増えるだけじゃないのか。 bluesyk: じゃあ禅寺への奉公を中学校で必修で。 TsumuRi: @bluesykさんが禅寺好きな件 bluesyk: まともな大学生がまともなレポート各レベルの初等的な分析力が足り無すぎるよね、武道必修とか。 ch1248: 武道って技術身に付いた後に精神性が身に付くことが多いのだけど、3年半ぐらい毎日やって、やっと精神性身に付くかどうかくらい。 bluesyk: といっても一回しか行ってない。というか何
「繋がれた象」 小象の時から鎖で繋いでると、成獣になっても自分を繋ぐ杭を「鎖ごと引っこ抜く」という発想すら思い付かんという寓話 http://b.hatena.ne.jp/guldeen/20090905#bookmark-15830509 学習性無力感 「電気ショックを回避できないこと」を学習した犬は、回避できる環境でも回避行動を取らないという実験結果*1。 茹で蛙 鍋に蛙を入れ、強火に掛けると驚いて飛び出すが、弱火に掛けるとそのまま茹ってしまうという寓話 寓話集 http://www.pat.hi-ho.ne.jp/kidana/allegory.htm *1:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%A6%E7%BF%92%E6%80%A7%E7%84%A1%E5%8A%9B%E6%84%9F
人間は自分で意識し、自由な意志をもって行動していると思い込んでいる。だが脳の機能を実験的に解明していくと、実は本人が自覚していない脳の認識プロセスの結果として、その意識や意志が出力されていることが明らかになってきた。 本人が気がつかない何かが、その人の意識を決定しているというのだ。では、その何かとは何か。現代に溢れる各種メディアの情報である。意識的に気がつかないがゆえに、本人の意識の及ばないところにあってその意識に注入され、意識を決定する。それが現在の人間の置かれた状況であり、そもそも人間とはそのような存在として進化してきたのではないか。本書「サブリミナル・インパクト 情動と潜在認知の現代(下條信輔)」(参照)が問い掛ける、ある意味で奇っ怪なメッセージはそれだ。 人の脳の意識構造にありながら本人は意識していない領域を、著者下條は潜在認知と呼び、潜在認知を突き動かしているのは情動であると考え
うめぇヨーグルトソースでもいかがですか。個人差にもよりますが。もしよろしければ。 お久しぶりです。 最近うんめぇ〜と思ってるヨーグルトソースがあるので、書いていこうと思います。 ヨーグルトとハーブ類をもりもり使うので、そういうのが食べられない方にはうんめぇソースではないです。ごめんなさい…。もしよろしければお茶だけも…旦~ 【用意する…
祖母の白寿のお祝い 先日、満99歳(数えで100歳)になった祖母の白寿のお祝いをやった。 さすがに身体のあちこちに不具合が出てきており、そろそろ本格的に外出も難しくなってきたので祖母と一緒に家族で集まれるのはたぶんこれが最後だろう。 下は0歳から上は99歳までいるので、移動と諸々…
2009年01月30日18:00 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 実りなき秋 - 書評 - ハチはなぜ大量死したのか 文藝春秋下山様より献本御礼。 ハチはなぜ大量死したのか Rowan Jacobsen / 中里京子訳 [原著:Fruitless Fall] 臥せっているうちに「極東ブログ: [書評]ハチはなぜ大量死したのか(ローワン・ジェイコブセン)」が上がってしまったが、ここでも書評しておく価値がある一冊なので。 本書「ハチはなぜ大量死したのか」の原題、"Fruitless Fall"を見て、「沈黙の春」の思い出した人も少なくないのではないか。本書の主題は確かに「アメリカの養蜂で起きた異変」ではあるのだけど、それよりも一段と広い視点、すなわち現在の工業化した農業と、それが「工業化された」生物に与える過負荷に対する警告の書として読むべき一冊になっている。 目次 - Amazonよ
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