1984年、「アイザック・アシモフSFマガジン」8月号にスティーブン・ジレット「フェルミ・パラドックス」という記事が載った。 その記事で、ジレットは次のように論じた。 銀河には多くのETC(地球外文明)が栄えていると仮定する。 銀河系は極めて古いので、ETCは我々の文明より何万年規模で先行している可能性がある。 ニコライ・カルダシェフはETCの文明を3タイプにわけた。 K1文明:惑星のエネルギー資源を利用できる。地球と同レベルの文明。 K2文明:恒星のエネルギー資源を利用できる。 K3文明:銀河全体のエネルギー資源を利用できる。 ETCの大半はK2かK3だろう。 地球上の生命からわかっていることは、生物は利用可能な空間をみつけて、そこへ広がるという生得の傾向がある。 地球外生命は別だと考える理由はないので、ETCも生まれた星系から銀河へと進出するだろう。 技術的に進んだETCなら数