新型コロナの流行が子どもの生活や健康に与える影響について、国立成育医療研究センター(東京)が調査したところ、小学校高学年から中学生の子どもの1~2割にうつ症状が見られたことが5日分かった。家庭内で抱え込む傾向も浮き彫りになり、担当者は「正しく理解し、SOSを出してほしい」と呼びかけている。 調査は21年12月、無作為抽出の郵送と、任意のインターネットで実施。小学5年生から中学3年生の子どもと保護者計約5400人から回答を得た。 郵送では小学5~6年生の9%、中学生の13%に中等度以上のうつ症状が見られた。ネットでは小学生13%、中学生22%と高くなった。
