日本との受注合戦の末に中国が請け負ったインドネシア高速鉄道をめぐり、インドネシア政府が膨張した事業費に苦慮している。中国が「インドネシア政府に財政負担を求めない」とアピールして受注した高速鉄道だが、事業費の拡大分はインドネシア側の負担になりそうだ。開業後も採算が取れない可能性が高く、経済性を高めるために延伸させる案が浮上。高速鉄道計画は迷走の度合いを深めている。 好条件に飛びついたジョコ政権高速鉄道は首都ジャカルタと西ジャワ州バンドンの142キロの距離を結ぶものだ。日本が安全性を重視した新幹線方式を売り込んで先行していたが、中国が2015年、インドネシアに財政負担を求めない方法を提案し、採用された。
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