◇県議会委 「県教委は説明責任を」 県立高を33校から30校に統廃合する県教育委員会の再編計画案について、県議会文教くらし委員会は28日、賛成多数で可決した。7月3日の本会議で可決されれば、正式に決まる。 案では、奈良市内の平城、西の京、登美ケ丘の3校を2校に再編し、平城の空き校舎に、現校舎の耐震性能が不十分な奈良を移転させる。登美ケ丘には、国際科のある「国際(仮称)」を2020年度に、西の京には「県立大付属(同)」を21年度に、それぞれ開校する予定。奈良朱雀、高円、奈良情報商業の3校は校名を変更。宇陀市内の大宇陀と榛生昇陽(しんせいしょうよう)、吉野郡内の大淀と吉野をそれぞれ合併させる。 委員会では、委員長を除く8人で採決し、賛成5人、反対2人、退室1人で可決した。反対する委員は、計画案の公表後に県民の意見を募らなかったことを批判。計画の延期を求めた。 賛成する議員は、少子化が進めば1校