[東京 9日 ロイター] - 個人の利用者が被害の中心だったネットバンキングによる不正送金犯罪で、法人の被害が急速に広がっている。日々の決済金額が大きくなりがちな法人取引では、被害額も膨らみかねない。ところが、銀行界では被害企業への補償をどのように行うのか、統一的なルールが決まっていない。一部の銀行は補償に応じる体制を取っているが、多くの銀行は被害状況の把握に努めるのが精いっぱいで、対応方針の決定まで至っていない。バラバラな対応への批判が出ることも予想される。
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ワコールホールディングスは2014年4月30日までに、不正アクセス被害を受けて閉鎖中だった通販サイト「ワコールウェブストア」(画面)など36のWebサイトを再開した。3月28日の全面閉鎖から約1カ月ぶりの復旧となる(関連記事:ワコールのWebサイトが改ざん被害、全面閉鎖状態が5日間続く)。 ワコールホールディングスは3月28日までに不正アクセスによるWebサイト改ざん被害を受け、影響拡大を防ぐために傘下のWebサイトを全面閉鎖。新しいサーバーにコンテンツを移し替える形で復旧を進めていた(関連記事:不正アクセス被害のワコールがWebサイト全面再構築、4月下旬まで復旧できず) まず、4月23日までに企業サイトなどが再開した。次に30日までに通販サイトやブランドサイトを含む大半のサイトも再開した。残る6サイトは再開予定日を5月中旬としている。「コンテンツやアプリケーションソフトの移行に比較的手間
ワコールホールディングスは2014年4月23日、不正アクセスによる改ざん被害を受けて停止していたWebサイトの一部を復旧・再開した。同社は3月28日から企業サイトやブランドサイトなど46サイトを全面閉鎖し、セキュリティを強化した新サーバーへの移行を進めていた(関連記事:不正アクセス被害のワコールがWebサイト全面再構築、4月下旬まで復旧できず)。この作業が進捗し、一部サイトの再開に至った。 4月23日に再開したのは「ワコールホールディングスの企業サイト(http://www.wacoalholdings.jp/、画面)」「グローバルサイト(http://www.wacoal.com/)」の2つ。企業情報やニュースリリースなどが閲覧可能になった。 その他のサイトはまだ復旧していない。再開予定日は、直販ネット通販サイト「ワコールウェブストア」(パソコン版とスマートフォン版の2サイト)が4月30
ワコールホールディングスは2014年4月8日、不正アクセスによって自社Webサイトを閉鎖している問題で、これまでの調査結果と今後の対応を発表した(画面)。 同社のWebサイトは外部からの不正アクセスによって改ざんされる被害を受け、3月28日から全面閉鎖状態が続いている(関連記事)。この問題への対応として、セキュリティを強化したサーバーを新たに構築し、閉鎖中の46サイトのコンテンツや通販機能などを全面移行する。再開予定時期は、企業サイトやブランドサイトが4月下旬、通販サイトの「ワコールウェブストア」が4月末日としている。 ワコールホールディングスは不正アクセスからサイト閉鎖とサーバー再構築を迫られ、1カ月以上に渡って自社サイトでの情報発信ができないという異例の事態になった。 同社によれば、改ざん被害を受けたのはURLが「http://www.wacoal.jp/」のWebサイト。新たに改ざん
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