インターネットによる個人向けの「電子ノート」サービスが世界で注目されている米エバーノート社のフィル・リービンCEO(最高経営責任者)が来日し17日、東京都内で会見した。今月行った計7000万ドルの資金調達の中で、日本からもNTTドコモと楽天から出資を得たことを明らかにした。 関係者によると、ドコモの出資額は約12億円(1500万ドル)。エバーノートは今回の調達資金を開発強化や戦略的買収の原資に当て、2013年中に株式上場の準備を整える。 エバーノートに対しドコモは、09年に子会社を通じ200万ドル出資。その後も追加出資し、同社製アプリ(応用ソフト)をドコモのスマートフォン(高機能携帯電話)に標準搭載するなど連携を深めてきた。 今回のドコモの出資は、同社製アプリの機能向上により、自社スマホの魅力を高めることなどが狙いとみられる。また、同社の企業評価額は、09年の約3000万ドルから現在は30