マルセイユが5日、リーグ・アン第36節でレンヌをホームに迎え3―1で勝利をおさめた。これで勝ち点を75に伸ばして2位以下に8ポイント差をつけ、2試合を残して優勝を決めた。今シーズンは、リーグ杯と合わせて2冠達成となった。 マルセイユのリーグ制覇は1992年以来(1993年は八百長事件でタイトル剥奪)18年ぶり9度目。前回優勝のときの主将だったディディエ・デシャンが監督1年目でクラブに久々の栄冠をもたらした。 シーズン開幕前に積極的な補強を行なったマルセイユだが、もっとも期待に応えた新戦力がこのデシャン監督だったといっても過言ではない。カナルプリュス局のサッカー討論番組「スペシャリスト」で、多くの専門家がマルセイユの強さは、選手層の厚さとそれをうまくローテーションで起用した采配にあると指摘した。 とはいえ、チームの歯車が噛み合い出すにはやや時間を要した。前半戦は9勝4敗5引き分け(1試合は未