ロシア高層アパート連続爆破事件(ロシアこうそうアパートれんぞくばくはじけん)とは、1999年にロシアで発生した爆弾テロ事件。一部のジャーナリストや歴史家はロシア政府による自作自演の可能性を指摘している。 概要[編集] 同年8月終わりから9月にかけて、首都モスクワなどロシア国内3都市で爆発が発生し、計300人近い死者を出した。 8月に首相となったウラジーミル・プーチンは、チェチェン独立派武装勢力のテロと断定。本事件と、チェチェン独立派のダゲスタン侵攻を理由にチェチェンへの侵攻を再開し、第二次チェチェン戦争の発端となった。プーチンの強硬路線は反チェチェンに傾いた国民の支持を大きく集め、彼を大統領の座に押し上げた。 一連の爆破事件はチェチェンのテロリストによって引き起こされたと一般に考えられているが[1]、彼らによる犯行は決定的に証明されたものではなく[1]、一部のジャーナリストと歴史家は事件が