ウィキペディアンの間では有名な、山梨県の昭和町風土伝承館杉浦醫院に行って来た。杉浦健造と義理の息子である三郎は山梨県の地方病こと日本住血吸虫症の撲滅に尽力した医師で、その業績を記念して作られた記念館である。もともと杉浦一族がやっていた昔の医院がそのまま保存されており、それだけでも非常に趣がある。 醫院の庭にある、地方病終焉の記念碑 杉浦醫院の入り口 薬棚など、当時の個人医院の姿がそのまま保存されている。 昔のレントゲンや顕微鏡。 杉浦父子は地元の人々のためにいつも尽力していたそうで、医師のいない村に往診にも行っていたらしい。 地方病についての展示もたくさんある。既に地方病の記事で見たことがあるものも多かったが、あらためてまとまった展示を見ると、あまりにも病状が悲惨でけっこう怖くなるところが多い。 衛生対策として野糞の調査もしたそうな… 教育用の啓蒙絵本『俺は地方病博士だ』。月岡芳年の弟子で