最初の3つは FDC (Floppy Disk Controller)内部のステータスレジスターの内容であり、説明は割愛します。重要なデータは続く4バイトです。先頭はトラック番号(実際はシリンダー番号ですが、両者の違いを説明する際に図が必要のため、便宜上トラックとします)、2番目はヘッド番号、3番目はセクター番号、4番目はセクター長。この「4つ組み」は、それぞれの頭文字を取り "CHRN" と呼ばれ、FDC 制御の勘所となっています。 各データは1バイト長のため、最後のセクター長は説明にあるようなパラメータとなっています。具体的には、N=1の時256バイト、N=2の時512バイト、N=7の時16384バイトになります。上記例の N は2になっていますから、FORMAT.COM で初期化されたトラックのセクター長は512バイトであることが分かります。 さて、トラックは円ですから、readid