有機ELやFEDといった次世代テレビに注目が集まる「Display 2007」だが、既存のパネルやデバイスも着実に進化している。ベルギーに本拠を置くGEMIDISは、同社ブースでリアプロやフロントプロジェクターに使用するアナログLCOS(Liquid Crystal on Silicon:反射型液晶)イメージャーのロードマップを公開した。 GEMIDISブース。動作中のLCOSイメージャーを虫眼鏡で拡大(左)。イメージャーとドライバー・ボード(右)。中央にあるのは4K2K対応イメージャーのモック 同社のLCOSイメージャーは、アナログ・ドライブによる滑らかなグレースケールが特徴。同社駐日コンサルタントのDirk VAN EESTER氏によると、「アナログ・ドライビング・スキームは、光度と“明るさ感”の関係が人間の目に近く、グラデーションが自然だ。また、デジタル・ドライビングでは1ピクセルあ