新規に書かれたソースコードを見ると、それを書いた技術者のレベルがある程度分かります。特に、レベルが低いエンジニアが書いたコードほど、よく分かります。レベルが低いというのは、全くの初心者という意味ではありません。社会人となってソフトウェア開発に従事して数年を経過して、本人はプログラミングできると思って書いているレベルであっても、書かれたコードを見ると、レベルが低いということです。 レベルが低い大きな理由の1つは、自分が書いたコードをスキルが高い人にレビューしてもらうという習慣を本人が持たないし、組織も持たないからです。もう1つの大きな理由は、使用しているシステムや開発言語に関した、きちんとした学習をしていないということも挙げられます。※ ※ たとえば、Java言語で開発していても『Effective Java』を読んだことさえないとか。 「初心者だからと言って汚いコードを書くことが許される訳