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ブックマーク / jp.ign.com (18)

  • 「AI生成キャラクター」はいまどのレベルまで進んでいるのか?バンダイナムコ研究所が語るAIテキスト生成の光と影【CEDEC 2024】

    頼展韜氏プロフィール 會田翔氏プロフィール バンダイナムコ研究所は、バンダイナムコエンターテインメントと協力して配信AIキャラクタープロジェクトを実施しており、「ゴー・ラウンド・ゲーム(ごらんげ)」という企画を進行している。その裏側で、あるいはゲームテキスト素材生成ツールを作る際において、どのようにAIテキスト生成を利用していたか解説が行われた。 ゲーム開発環境においてもAI生成は当たり前に 近年、LLMは目まぐるしい発展をしており、さまざまな領域を含む問題で構成されるベンチマーク「MMLU」において、人間の専門家を超えるスコアを達成しているという。 しかもこれは商用モデルのみならず、MetaのLlamaをはじめとするオープンモデルも性能差が縮まってきているという。ゆえに、ゲーム開発においても応用が効くわけだ。 ゲーム内のテキスト生成という分野においては、 『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のゲ

    「AI生成キャラクター」はいまどのレベルまで進んでいるのか?バンダイナムコ研究所が語るAIテキスト生成の光と影【CEDEC 2024】
    colonoe
    colonoe 2024/09/02
  • 「データ容量」で読み解くビデオゲーム史:40年間で530万倍にも増加したデータ容量、その時代ごとの特徴を整理する

    ビデオゲームが必要とするデータ容量は、年を追うごとに増加しています。『Call of Duty』シリーズといったAAAタイトルともなると、100GBを超えるものも珍しくありません。ゲーミングPCや現世代機は、大容量(PS5・Xbox Sereis Xの場合で1TB)のストレージを備えていますが、ある程度まとまった数のゲームをインストールしようとすると、すぐに一杯になってしまいます。 今回は、「データ容量」に注目して、ビデオゲーム歴史を整理します。データ容量がどのように増大してきたか、そして時代ごとにどういった特徴があるかを示します。 この記事では、1980年代初頭から現代(2023年)までを、「ROMカセット期」「光学ディスクメディア期」「ダウンロード販売期」の3つに区分します。ただし、3つの時代ははっきりと区分できるものではなく、以下の図で示す通り、互いにオーバーラップがあります。

    「データ容量」で読み解くビデオゲーム史:40年間で530万倍にも増加したデータ容量、その時代ごとの特徴を整理する
  • 着せ替え×オープンワールドはどのようなゲームなのか!? 『インフィニティニキ』開発者インタビュー

    着せ替え×オープンワールドという斬新なコンセプトの『インフィニティニキ』。着せ替えゲームとして人気を集めていた「ニキ」シリーズの大きな挑戦となり、着せ替えゲームを普段はプレイしないユーザーの間でも話題となっている。作はPS5/PS4/PC/Android/iOS向けに発売予定で、開発を担うのは中国・上海に拠点を置くPapergames。同社は古代中国の乱世で繰り広げられる剣戟アクションが印象的なオープンワールドゲーム『百面千相』も発表したばかりだが、同時に2のオープンワールドゲームを開発しているということになる。 IGN Chinaは作のサブディレクターを務める冨永健太郎氏にインタビューする機会を得た。同氏は「ゼルダの伝説」シリーズに長年携わった経験がある。『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』ではサブディレクター兼プランニングリード、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』で

    着せ替え×オープンワールドはどのようなゲームなのか!? 『インフィニティニキ』開発者インタビュー
    colonoe
    colonoe 2022/12/08
    プレイする予定は無いが、そのうち戦争が始まったりするのか気になってる
  • 『Cult of the Lamb』を遊んで考える「もはや“ローグライト”は再定義しなければならないのでは?」という疑問

    昨今のインディーゲームでは「ローグライト」というジャンルが流行っている。このジャンルの人気はかなりのもので、筆者がたまたま遊んでいた『Cult of the Lamb』もその作品に該当する。 『Cult of the Lamb』は、うんこを拾いまくり信者を生贄にしまくるカルト教団経営シムと、入るたびに構造が変わるダンジョンに挑むローグライト・アクションの要素を兼ね備えた作品だ。乱暴にいえば「きたないどうぶつの森」といった内容で、2022年8月18日にリリースされわずか数日で100万を突破した人気タイトルだ。 作はIGN JAPANのレビューで8点を記録しており、確かに楽しいゲームだ。しかし、遊んでいると「ローグライトってなんだ?」とばかり考え込んでしまう内容でもある。 そもそも「ローグライト」というジャンルは流行しているものの、かなり曖昧な言葉だ。定義がゆるいだけでなく、“同じジャンル

    『Cult of the Lamb』を遊んで考える「もはや“ローグライト”は再定義しなければならないのでは?」という疑問
  • 『Ghostwire: Tokyo』は「AAA級のオープンワールド的ゲーム」“でなければ”、傑作たりえたのではないか

    2022年3月25日に発売された『Ghostwire: Tokyo』は、緻密に作られた東京が非常に高く評価されているゲームだ。しかし、同時に大きな欠点もつきまとう作品である。 作は、人が消えた渋谷で怪異と戦うアクション・アドベンチャー。スレンダーマンのような化け物などと戦ったり、印を結んで封印を解いたり、又の店で買い物をしたり、都市伝説として有名な「きさらぎ駅」にまで行けると話題の作品だ。 一方で、このゲームは「戦闘がつまらない」と言われるケースが多いほか、「オープンワールドの作品としては退屈すぎる」といった評価がどうしてもつきまとってしまう。しかも単なる欠点ではなく、場合によってはかなり根深い問題だと評されることもある。 なぜ『Ghostwire: Tokyo』はこのような状態になっているのか? それを考えると、作が「AAA級のオープンワールド的ゲーム」であるゆえに問題を抱えている

    『Ghostwire: Tokyo』は「AAA級のオープンワールド的ゲーム」“でなければ”、傑作たりえたのではないか
  • 任天堂が歴史に残り、セガが忘れられつつある理由とは? テレビゲーム総選挙やIGN本家の総合ゲームランキングにおけるセガ不在の要因を考える

    セガのゲームを愛するひとりとして、ときどき心配してしまうことがある。「セガのゲームは100年後も遊ばれるのだろうか」と。もちろん、100年後のことは誰にもわからない。だが、人類がこのまま生き残る限り、これだけは断言できるだろう「人々は任天堂の作ったゲームを忘れない」と。 約100年前、日には多くの文豪がいた。だが、今なお読まれ続けているのは夏目漱石や森鴎外に芥川龍之介とそのほんの一握りと言えるだろう。 80年代後半から90年代にかけて、日ゲーム大国だった。「マリオ」、「ゼルダ」、「ドラゴンクエスト」、「ファイナルファンタジー」、「ストリートファイター」、「メタルギアソリッド」など、この業界のアイコニックなフランチャイズの数々が生み出された。当時のゲームに詳しい人であれば、そこに「ソニック」や「バーチャファイター」に「スペースハリアー」といったセガのゲームも含めるはずだ。 ところが、黄

    任天堂が歴史に残り、セガが忘れられつつある理由とは? テレビゲーム総選挙やIGN本家の総合ゲームランキングにおけるセガ不在の要因を考える
  • 日本の文化的植民地となった昭和66年のアメリカを描く中国産ゲーム『昭和米国物語』が発表!

    『Dying: 1983』や『DYING: Reborn』を手掛けた中国の開発スタジオNEKCOM Gamesによる新作RPG『昭和米国物語(Showa American Story)』が発表された。プラットフォームはPS4/PS5/PC。 舞台は昭和66年のアメリカで、強大な経済力を手にした日文化的植民地となっている。言うまでもなく架空の設定だが、日経済がピークを迎えていた昭和末期、多くのアメリカ人が恐れていたような実態がもしも当に起きていれば、というような設定と言えるだろう。鯉のぼりや招きに地蔵、それからラムネのような飲み物といった日的な要素で彩られたアメリカ。自由の女神が着物を身に纏ってしまう「if」の世界線は日人にとっても感慨深いものがありそうだ。 だが、作はそんな世界設定を真面目に描くというよりも、B級映画のような雰囲気だ。この世界には10年ほど前からゾンビや化け

    日本の文化的植民地となった昭和66年のアメリカを描く中国産ゲーム『昭和米国物語』が発表!
  • KONAMIの「BEMANI特許」とは何だったのか 失効から3年のいま振り返る、近代音楽ゲームの基本特許

    BEMANI特許(あるいはビートマニア特許)と俗称される特許がある。KONAMI(現・コナミアミューズメント)が1997年にリリースし、音楽ゲームブームの基礎となった「beatmania」の基システムを請求、KONAMIがBEMANIブランドで展開する音楽ゲームビジネスの柱の一つとなっていた、日国特許第2922509号のことだ。 この特許は1998年7月31日に出願、1999年4月に登録。日の特許の権利期間は出願から最長で20年間と定められており、2018年7月31日をもって失効している。 BEMANI特許は音楽ゲーム分野の工業所有権(産業財産権とも。特許権、実用新案権、商標権、意匠権の総称)の代表格であり、これまでの約20年間にわたり、ゲームファン界隈の巷間でたびたび語り草となってきた。 しかし、特許の権利範囲はしばしば誤解され、不十分な理解に基づいた語りが多く展開されてきた実情

    KONAMIの「BEMANI特許」とは何だったのか 失効から3年のいま振り返る、近代音楽ゲームの基本特許
  • オープンワールドの「自由」ってなんだ? そして、『サイバーパンク2077』と『Ghost of Tsushima』の不自由さはどこから来るのか

    オープンワールドの「自由」ってなんだ? そして、『サイバーパンク2077』と『Ghost of Tsushima』の不自由さはどこから来るのか 『The Elder Scrolls IV: Oblivion』(2006)画像はSteamより いまや多くのAAAタイトルがオープンワールドというゲームシステムを採用しており、もはや当たり前の存在になったといえる。そんなオープンワールドの魅力といえば、やはり「自由」だ。チュートリアルさえ終えればあとは世界のどこへでも自由に行ける。かつてのゲームは限られた空間しか描けなかったのもあって、画面のなかに広い世界があるのはとてつもない魅力を持つのだ。 しかし、 『Ghost of Tsushima』と『サイバーパンク2077』を遊んだ私は意外な経験をした。この2作品はオープンワールドを採用しているが、むしろ自由ではないように見える。なぜそう感じてしまうの

    オープンワールドの「自由」ってなんだ? そして、『サイバーパンク2077』と『Ghost of Tsushima』の不自由さはどこから来るのか
    colonoe
    colonoe 2021/01/09
    今ちょうどオープンワールドの原神やってるけど本当に不自由。どこにでも行けるだけでストーリーは一本道のお使いでしかない
  • オープンワールドのクトゥルフアドベンチャー『The Sinking City ~シンキング シティ~』レビュー

    考えてほしい。いまビデオゲームにおいて、プレイヤーが自由に世界観を体験するデザインとして、オープンワールドは当に正しい選択肢なのか? 一見すると『The Sinking City』は魅力あふれるタイトルである。なにしろ多くの小説漫画、アニメやゲームでリファレンスされるクトゥルフ神話をモチーフに、その世界観へ入りこめるオープンワールドを採用しているからだ。 しかしいまオープンワールドは、世界観を体験させるのに確かなゲームデザインではないと言わざるを得ない。結局のところリミットが存在する。中盤までは期待通り、クトゥルフの世界に入りこめるが、それ以降ゲームプレイに慣れるにつれ、残念ながら限界が見えてくる。 それは多くのアクションやアドベンチャー、RPGを専門としていたジャンルやシリーズが、流行りからオープンワールドを採用した結果に重なる。オープンワールド化はプレイヤーをわくわくさせるものの、

    オープンワールドのクトゥルフアドベンチャー『The Sinking City ~シンキング シティ~』レビュー
    colonoe
    colonoe 2019/11/24
  • 『Hellsinker.』Steamリリース記念!謎に満ちた作者 Tonnor氏、独占インタビュー

    今年1月に10年越しにダウンロード販売が開始され、Steam版のリリースも決定した『Hellsinker.』。2007年にリリースされた同人ゲームながらも、長きに渡り多くのファンを作り、国内外のシューティングゲームに大きな影響を与えた作品だ。作の魅力に迫った「『Hellsinker.』が伝説のシューティングである10の理由」という記事を以前、公開した。今回は作者のTonnor氏のインタビューをお届けしたい。 縦スクロールシューティング『らじおぞんで』で注目を浴びた存在 Tonnor氏(ひらにょん、とんのり丸など他の名義もある)は2000年頃から活動しているクリエイター。個人サークルとして「犬丼帝国」や「Ruminant's Whimper」といった名義で活動してきたが、ほとんどの作品は1人で制作している。『Hellsinker.』以前からインターネット上でフリーゲームの作者として知られて

    『Hellsinker.』Steamリリース記念!謎に満ちた作者 Tonnor氏、独占インタビュー
  • 海外のアニメファンはNetflix配信の『新世紀エヴァンゲリオン』になぜ怒っているのか?

    1995年に放送開始されたアニメの古典『新世紀エヴァンゲリオン』がNetflixで配信されるというニュ―スは海外のアニメファンを歓喜させた。しかし、同作が6月21日に配信開始されると、英語圏のファンの間で不満の声が上がった。Netflixが配信した『新世紀エヴァンゲリオン』にはいくつかの変更が加えられていたからだ。 海外のアニメファンの間で批判された主な変更点は以下の通り。 エンディングの「Fly Me to the Moon」のカバーが流れない 新しい声優による吹き替え キャラクターによってNERVの発音が違う 悪態が削除される 同性愛の要素が削除される。 エンディングの「Fly Me to the Moon」のカバーが流れない 『新世紀エヴァンゲリオン』のエンディング曲といえばCLAIREによる「Fly Me to the Moon」のカバーだが、アメリカNetflixで配信された『

    海外のアニメファンはNetflix配信の『新世紀エヴァンゲリオン』になぜ怒っているのか?
  • Steamで無料で遊べるおすすめゲーム10選

    現在もっとも盛り上がっていると言って差し支えないハック&スラッシュである『Path of Exile』。SteamのF2Pタイトルでこれをあげないわけにはいかない。多様なアイテムと広大なスキルツリーから生まれるビルドの自由度、アイテム交換システムによるゲーム内経済など濃い魅力が詰まっている。一定期間でリーグが切り替わり、新要素追加とバランス調整がなされた新しい『Path of Exile』が始まる。熟練プレーヤーもレベル1から再スタートするので、初心者でもはじめやすいという見方もできる。もちろん課金要素はあるが、アイテムを保管する倉庫の容量や見た目を変更するコスメティックアイテムがほとんどだ。お金をかけずとも遜色ないプレイが楽しめるので、興味のある方はぜひ試してみよう。――洋ナシ 『Dota 2』

    Steamで無料で遊べるおすすめゲーム10選
    colonoe
    colonoe 2019/05/04
    Warframeは選ばれなかったのか
  • Steamの複数の人気「エロゲー」への削除警告に対してValveが再レビューを検討

    Steamにてポルノ要素のあるゲーム(以下「エロゲー」)を配信している複数のデベロッパーは、Valve社からゲーム内のポルノコンテンツを除去しなければゲームSteamから削除するという警告を受けている。各デベロッパーはTwitterでこの情報を明かしたが、のちに最新の展開に関するアップデートも上がっている。 その中でも特に海外で人気のある恋愛シミュレーション兼パズルゲームの『HuniePop』を開発したHuniePotは「重要なお知らせ」として、警告を受けた旨を公式Twitterアカウントで示し、大きな話題となっている。HuniePotによると、Valveは『HuniePop』が「Steamにおけるポルノコンテンツに関する規則とガイドラインに違反するため、該当コンテンツをアップデートで除去しなければ、ゲームをストアから削除する」と通告している。 他にも『Re;Lord ~ヘルフォルトの魔

    Steamの複数の人気「エロゲー」への削除警告に対してValveが再レビューを検討
  • 「ブレードランナー2049」の世界一複雑なセックスシーンはどのようにして作り上げられたのか

    「ブレードランナーであるKは、暴力を通してでしか肉体と触れあったことがありませんでした」 「ブレードランナー2049」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督はケベック風の柔らかい口調からは想像できないほどの熱意を込めて語った。「彼は物の愛情を味わったことがありません。人間はレプリカントを嫌悪しているので、物の人間と触れあったこともありません。そして、同類のレプリカントも仲間殺しのブレードランナーを嫌っています」 「ですから、彼は孤独なのです。彼が唯一関係をもてる相手はジョイですが、ジョイとは物理的に触れ合うことができないので、この関係性は制限されています。実際のところ2人の関係は奇妙で深遠なものですが、完全ではありません」 映画の折り返し地点で、ヴィルヌーヴ監督と、脚家のハンプトン・フィンチャー、マイケル・グリーンは、Kとジョイの関係を「完全にする」方法を見つける。 AIのガールフレンド、ジョイ

    「ブレードランナー2049」の世界一複雑なセックスシーンはどのようにして作り上げられたのか
  • グリッチ表現で2Dシューティングの異次元を突破した怪作「Rym 9000」プレビュー

    「枯れた技術の水平思考」と言えば、ゲーマーおなじみの横井軍平のデザイン哲学だが、同様のことはゲームジャンルにも言えるのではないだろうか。「枯れたジャンルの水平思考」とでも呼ぶべきだろうか、そのゲームデザイン哲学は既に確立したジャンルにおいて、その基システムを維持しながらも、その概念を新しい角度から眺めて革新的なゲームを作り上げる。実際にジャンルのお約束を守りつつ、レベルデザインや細かい調整、もしくはサウンドやアートを刷新することで、そのジャンルに新たな風を送り込むゲームはこれまでも多数存在している。 最古のゲームジャンルであるシューティングゲーム(以下、STG)はその歴史の古さやゲームデザインとしての単純さから言って、自他共認める「枯れたジャンル」と言える。もちろん今後、何かの大きなイノベーションもありうるとは思うが、おそらくそこから生まれるものは我々の知るSTGとは別のものになるだろう

    グリッチ表現で2Dシューティングの異次元を突破した怪作「Rym 9000」プレビュー
  • 日本のゲームが世界の舞台で大活躍した2017年を振り返る

    「サンキュー、アメリカ!!」 2017年12月7日に米国ロサンゼルスで開催された世界最大級のゲームアワードイベントThe Game Awards 2017の会場で、リンクのコスプレをした任天堂の青沼英二は興奮で声を震わせながら叫んだ。 The Game Awards 2017でGOTYを受賞して言葉を失っている青沼英二(右)と藤林秀麿(中央)。 アワードが今の形になってから4年目の開催となった2017年、任天堂の作品がゲーム・オブ・ザ・イヤーに選ばれたのは「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」が最初となったのはもちろん、そもそも日ゲームが受賞したことも初めてだった。 僕が子供だった90年代、ゲームといえば日というイメージが欧米にはあった。 僕が子供だった90年代、ゲームといえば日というイメージが欧米にはあった。PCゲームとコンソールゲームがまったく別の市場として存在していた

    日本のゲームが世界の舞台で大活躍した2017年を振り返る
  • 「巨影都市」が偶然実現した、本当は怖い特撮映画のビデオゲーム化

    「巨影都市」がかなり乱雑な出来であるにも関わらず、強く心を打つのはある種の特撮映画だけが持つ真実味をビデオゲームで体験できるからだ。それは昨年大きな評判を呼んだ「シン・ゴジラ」が見せた特撮映画の真実味に、おそらく意図しない形で近いものになっている。意外なことに、近いジャンルのタイトルを考えても「ワンダと巨像」「地球防衛軍」のように「巨影都市」よりはるかに完成度の高いタイトルは数多く思い浮かぶものの、似た体験をできるゲームはすぐには思い浮かばない。唯一無二の体験になっていると言っていい。 タイトル発表当初は「絶体絶命都市」シリーズとウルトラマンやゴジラといった特撮キャラクターとのコラボという、「真・三国無双」のフォーマットに版権ものを乗せる「ガンダム無双」のような安易さを感じていた。ところがウルトラマンやエヴァンゲリオンが「絶体絶命都市」のフォーマットと交わることでまさかの爆発力が生まれ、思

    「巨影都市」が偶然実現した、本当は怖い特撮映画のビデオゲーム化
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