そもそも「公衆電話」って何? その名の通り、公衆電話は不特定多数の人(公衆)が自由に使える電話である。日本では、大きく分けて以下の公衆電話がある。 第一種公衆電話 「第一種公衆電話」は、電気通信事業法と同法の施行規則に基づいてNTT東日本とNTT西日本が設置しなくてはならない常設の公衆電話である。「社会生活上の安全および戸外での最低限の通信手段を確保する観点」から、設置面で以下の条件を満たす必要がある。 誰でも常時利用することができる場所、または誰でも容易に出入りできる施設の目に付きやすい場所に置く 市街地は1km四方に、その他の場所は2km四方に少なくとも1台置く(※1) 「市街地」は「人口集中地区」に指定された地域 「その他の場所」は市街地以外で、世帯(人家)または事業所(店舗や工場など)が存在する地域 加えて、第一種公衆電話では以下のサービスに対応する義務もある。 無料での緊急通報(