防衛省の要求する22DDHは基準排水量2万トン(満載排水量は2万トン台後半)の多目的空母となります。多目的空母とは最近、各国の海軍で建造されているタイプの軍艦で、軽空母としての基本能力に加え、輸送艦・揚陸艦・補給艦としての能力を兼ね備えたもので、22DDHはイタリアの新型多目的空母「カヴール」、スペインの新型多目的空母「ファン・カルロス一世」とほぼ同サイズ、同能力を有します。「カヴール」は最大速度28ノットで空母寄り、「カルロス一世」は最大速度21ノットで強襲揚陸艦寄りの性格で、22DDHは「カブール」に近いタイプになります。 最大の「空母型」護衛艦配備方針=ヘリ14機、洋上給油も-防衛省:時事通信 防衛省は31日、海上自衛隊に最大規模のヘリコプター搭載護衛艦(基準排水量19500トン)1隻を配備する方針を決め、2010年度予算の概算要求に1166億円を盛り込んだ。艦首から艦尾まで甲板がつ