今年8月3日から日本でのサービスがスタートした「Kindle Unlimited」。月額980円で和書12万冊以上、雑誌240タイトル以上、洋書120万冊以上の電子書籍が読み放題というサービスは大きな話題を呼んだが、ふたを開ければトラブル続き。 Amazonの独断によって読み放題対象書籍が大幅縮小されるや、講談社、徳間書店、小学館の怒りはリミットを超え、抗議文を発表するまでに。いったい何がそんなに彼らを怒らせたのか。 「Amazonがダメなのか?」「それとも読み放題サービスに限界があるのか?」「そもそも電子書籍ってどうなのよ!?」 津田大介&西田宗千佳のジャーナリスト2名に加え、著作権法を専門分野とする弁護士・福井健策、現役の覆面出版社社員・平田(仮名)の4名がAmazonに翻弄される出版業界、Amazonの支配力の現状を語り尽します! 左から、平田氏・津田氏・西田氏・福井氏2016年現在