5×3は3×5と同じだっていう交換法則も自明じゃない。 オレは暗記が超苦手で、九九を暗記しなければならないと言われたときに、人生最初(だと思う)絶望感を感じた。しかし、九九の表を眺めているうちに、1の段は覚えなくて良いし、斜め半分だけ暗記すればいいということを、自分で発見した記憶がある。 これまた別の友人だけど、棲んでいるところが田園地帯で、みなれた田んぼの配置から、縦×横は、横×縦だって、はじめから直感的にわかってたっていう人もいた。 つまり、数というのは、抽象的な概念ではあるけれど、その人性器が形成されるベースには、人それぞれに違う物理的な世界の体験ってのが、結構効いているんだろう。だから、トラックとみかんを足すのには、違和感あったりするわけね。 そこで、そういうまだ数の概念ができかけの子どもに対しては、かける順番とかを固定して教えていくのは、教えるプロセスとしては適切なやり方