多宝塔、絹本墨画淡彩如意輪観音図、大方丈障壁画(重要文化財) 山門、木造阿弥陀如来坐像、絹本著色山越阿弥陀如来図ほか(愛知県指定文化財) 大樹寺(だいじゅじ / だいじゅうじ[1])は、愛知県岡崎市鴨田町にある浄土宗の寺院。徳川氏(松平氏)の菩提寺。正式には成道山松安院大樹寺(じょうどうさん しょうあんいん だいじゅじ)と称する。 歴史[編集] 三河松平家菩提寺の創建[編集] 松平親忠が築いた千人塚(岡崎市鴨田町字向山) 応仁元年(1467年)8月23日、尾張品野、三河伊保の軍兵が大挙して井田野に攻め寄せた。安城松平家当主の松平親忠は500余騎でこれを迎え撃ち、一夜と半日の戦いで破った。この第一次井田野合戦おける戦死者を弔うため、親忠は現在の岡崎市鴨田町字向山の地に千人塚を築いた[2][3][4][注 1]。 その後、文明7年(1475年)になって、塚が振動し、近辺には悪病が流行するように