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ブックマーク / hanabusatokiichi.hatenablog.com (8)

  • 魂が震える読書~21世紀日本マンガBEST30 (1) - はなぶさときいちブログ

    2015年、「このマンガがすごい」でレコメンドされたマンガは記録的な不作でした。と言って、昨年発表されたマンガがすべて不作であったというわけではなく、前年以前にすでにレコメンドされている連載作品等は省かれる傾向にあるので、新規の、発掘された作品が低調だった、ということです。 別記事でも述べていますが、こうした発掘紹介系のランキングのそもそもの問題点として、時事性の強い「問題作」や、業界裏話的なインサイダーからの興味や評価を得られそうな作品が上位になりがちな点です。 そういうランキングとして利用するには役に立つのですが、10年たって、20年たって、時代を越えてゆくような作品を選んでいるかと言えば、そうともいえないように思います。 ただ、そういうオールタイムベスト的な作品はそうしょっちゅう作られるものでもなくて、毎年あれだけのマンガ作品が書かれながら、年に一二作あればいいほう、三作もあれば大豊

    魂が震える読書~21世紀日本マンガBEST30 (1) - はなぶさときいちブログ
    daddyscar
    daddyscar 2016/01/28
    今回はマンガか。次回が楽しみだな。
  • マスダ80年代女性アイドル論~斉藤由貴論 - はなぶさときいちブログ

    人生山あり谷ありと申しますが、浮き沈みの激しい芸能界、これまで取り上げたトップアイドル5人ですが、プレミアム感を維持しながら、それぞれに生き残っているのはさすがです。80年代に小話のネタで「ミナミノヨウコとミナミダヨウコ、一字違いで大違い」というのがありました。南田洋子さんは若い時は大変な美人女優で、当時も上品な美しい人ですから、この言い方はずいぶん失礼だったのですが、まあ若い人からすればおばさんには違いない、敢えて南野陽子と比較すれば、それは南野陽子の方が当時としては全然いいわけです。でも考えてみれば当時の南田洋子の年齢と、今の南野陽子の年齢はそうものすごく違うというわけでもない。それでいて、今でもテレビのバラエティに出てくれば、「あのアイドル、ナンノちゃんが来てくれました!」みたいなハレの日感を維持していますね。 これは80年代女性アイドルに限った話ではなく、80年代に登場した/有力に

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  • ランキングにおける「天井桟敷の人々」問題 - はなぶさときいちブログ

    「鋼の錬金術師」や「ちはやふる」レベルの作品を読みたいと思って、マンガのランキングを読んでいるのですが、あれくらいのレベルの作品はそう多くありません。100作品あたって二三あればいいかなというくらいですが、あれくらいの作品にあたるには、まず絶対数が少ないという問題もあります。 こちらは「寄生獣」「ぼくの地球を守って」「北斗の拳」「動物のお医者さん」などのマンガ史上に刻まれた数々の傑作と同程度の水準を要求するわけですから、そもそもが現在進行形のマンガにとっては不利なのはやむを得ないところです。 ランキングの上位作品を読んでも、好みとかそうでないとかを除外しても、ストーリー構成や作画技法的にも水準に達していないだろうと言う作品が結構あるのですが、そうであれば、「傑作は稀だから傑作なのだ」という当たり前の話で終わるのですが、こうしたランキングでも拾いきれていない傑作もかなりあります。 たと

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  • ありのままに生きる松たか子 - はなぶさときいちブログ

    木村拓哉主演の「HERO」、視聴率も好調なようですが、やっぱり松たか子がいないのはちょっと残念ですね。スポーツ紙によれば、松たか子は、妊活のため仕事を絞っているということですが、今クールでは田村正和と共演する「おやじの背中」で主演するので、主演作を優先させた、ということでしょうか。 さて、松たか子ですが、吹き替えと劇中歌の歌唱を務めたディズニー映画「アナと雪の女王」の大ヒットで、何度目かのブレイクを迎えていて仕事に関しては絶好調のようです。 現代の女優のキャリアとして松たか子ほど理想的な歩みを進んできた人は他にいません。当人の才能と努力ももちろんあってのことですが、環境に恵まれていたのも確かです。 絶対女優、松たか子の何が優れているのか、その歩みを見てみましょう。 松たか子は1977年、当代の松幸四郎の次女として生まれています。兄に市川染五郎、姉に松紀保がいます。 松たか子が生まれた歌

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    daddyscar
    daddyscar 2014/08/23
    最初は増田のアイドル批評で注目された人だが、松たか子を起点に梨園についてもこれだけ語れるのか。本当に何者なんだろう?
  • 想・山口百恵 - はなぶさときいちブログ

    横須賀に行ってきました。小学生の時以来です。鎌倉から東の方はいずれも崖が迫る隘路を抜けて、這いずるようにして電車は進みます。家人の実家のある藤沢から、ふいに思い立って江ノ電と横須賀線を乗り継いでの小さな旅でした。 何度乗っても江ノ電が面白いのはまるで日のミニチュアのような路線だからです。江の島から西の、雑多な町を抜けていく路面も面白いし、鎌倉高校前あたりの海が開ける絶景もその爽快さにいつも絞り出すような息をひとつふたつ落とします。 稲村ケ崎から極楽寺、長谷にかけては、急峻な崖に沿って、まるで山岳鉄道のような趣を呈します。 鎌倉がそうであれば、実は逗子も横須賀もそうです。 市の名前を名乗りながらたぶん、横須賀市でも一番さびれている駅の横須賀駅を降りて、薔薇がここぞとばかりに咲き誇るヴェルニー公園を抜けて、三笠公園まで。そして不入斗の方へとゆっくりと歩いてみました。 「横須賀ストーリー」や「

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  • 奇跡の少女漫画家、いくえみ綾の30年 - はなぶさときいちブログ

    いくえみ綾は主に集英社で仕事をしている漫画家ですが、彼女がかつて受賞した大きな賞ふたつは他社の漫画賞ですね。 2000年『バラ色の明日』で小学館漫画賞(少女漫画部門)を受賞、2009年に『潔く柔く』で講談社漫画賞(少女漫画部門)を受賞しています。業界全体がいくえみ綾を無視できない、少女漫画業界全体のレガシーになっているということですね。 いくえみ綾のデビューは1979年、主に短編、読み切りの作品を手がけ、最初にコミックスという形でまとまった形になったのがマーガレットコミックス『初恋の向こう側』(1981年11月)です。 絵柄、デッサンが初期の頃から大幅に変わっている漫画家は多いのですが、多くの場合それは複数の人がアシスタントと言う形で人物デッサンにも関与するために生じる「産業化による変化」であって、オリジナルの絵の中にある尖った部分が丸くなるという形に落ち着いていきます。 いくえみ綾の場合

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    daddyscar
    daddyscar 2013/10/17
    アイドル論の人の少女マンガ話。「大御所が歴史物に手を出しがちなのは、今の若い人のリアルを描けなくなってくるからです」
  • 憂鬱な渡鬼~大河ドラマ『おんな太閤記』を観返す - はなぶさときいちブログ

    橋田壽賀子は、大河ドラマは3を担当しています。『おんな太閤記』『いのち』『春日局』です。いずれもヒットしましたが、中でも『おんな太閤記』は大河ドラマとして前後と比較しても大ヒットして、まだ『おしん』を書いていなかった橋田にとっては代表作となった作品でした。 この作品は1981年に放送されたのですが、その2年前、1979年に放送された『草燃える』とこの作品は似ているところがあります。喜劇調に描かれながら、史実が陰惨そのものであるためにどんどん暗くなってゆく、登場人物がどんどん死んでゆくところです。 西田敏行は大河の常連ですが、この大河以前では『花神』で山県有朋を演じています。大きな役としては、山県有朋役が最初になるのですが(それ以前に北条義時を演じていますが、平家が題材の大河ドラマでの北条義時ですから、後半の小さな役です)、会津出身である西田が、長州閥の巨魁である山県を演じることに抵抗

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  • 芸名の話 - はなぶさときいちブログ

    先日、80年代女性アイドルを1位から16位まで順序付けて並べてみたのですが、なんとなく見えてきたものがありました。ご当人やファンに方には申し訳ないのですが、私は当時から浅香唯があんまり好きではなかった、何か気に入らない感じがありました。 『スケバン刑事Ⅲ』もとびとびでしか見ていません。好き嫌いというか、好みはもちろん私にもあったのですが、故なく気に入らないということはあんまりないので、なぜ今一つ浅香唯が気に入らないのだろうとおりおりに考えてきました。 そしてアイドルたちを並べてみて気づいたのですが、名前が嫌いなんだと分かりました。浅香唯、漢字三文字、どれをとっても可愛らしい感じです。そのあざとさ。今は唯なんて珍しくもない名前でしょうが、当時はマンガマンガした名前で、『3年奇面組』のヒロインの名前が河川唯(かわゆい)でした。もっと言えばソープ嬢の源氏名みたいでした。 80年代女性アイドル16

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    daddyscar
    daddyscar 2013/09/28
    ブログに移って気楽になったのか力も抜けた感じだが、それもそれで面白い。
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