科学そのものに善悪はありませんが、科学の成果が結果として悪いことに使われてしまうことは、歴史上何度も繰り返されてきました。今回サイエンスチャンネル「SciShow」が紹介するのは、ノーベル賞も受賞しているロボトミー手術です。アントニオ・エガス・モニスは精神疾患に対する効果的な治療法でしたが、大きな副作用があったのでした。ある技術をめぐる光と影をご覧ください。(SciShowより)。 科学の成果が悪いことの利用されることもある マイケル・アランダ氏:科学って、なかなかややこしいですね。と言っても、複雑な数式とか、難しい専門用語のことじゃないですよ。同じ実験を10回やって、同じ結果がなかなか出てこないということでもありません。科学は、危険な要素含んでいるという意味でややこしいのです。 以前、化学者のフリッツ・ハーバーのことを話しましたね。彼の発明のおかげで、肥料ができるようになり、何百万人もの
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