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ブックマーク / sumita-m.hatenadiary.com (21)

  • アートかスポーツか、など - Living, Loving, Thinking, Again

    少し前に城内実のblogがヴァンクーヴァー・オリンピックのフィギュア・スケート(金研児vs. 浅田真央)を巡って炎上したという。 プロ城内もアンチ城内もフィギュア・スケートがスポーツだという前提で論じていたように思うが、(少なくとも俺は)それがスポーツなのかアートなのかという疑問はあり、その問題はもう少し真剣に考えられてもいいのではないかと思っている。どちらにせよ、高度な技術と体力が要求されるフィギュア・スケートは、その結果をスケーターが自己責任的に引き受けるものなのだろうが、他方において、振り付けや衣裳のデザインも含めた綜合的なプロデュース能力、さらに言ってしまえば、スケーターが所属する国の文化が顕わにされるという側面もあるのではないか*1。また、フィギュアの技の基がクラシック・バレエにあり、アイス・ダンスの場合は社交ダンスにあるように、文化のその他の分野との連続性・非連続性という

    アートかスポーツか、など - Living, Loving, Thinking, Again
    dance777
    dance777 2010/03/15
    ”振り付けや衣裳のデザインも含めた綜合的なプロデュース能力、さらに言ってしまえば、スケーターが所属する国の文化資本が顕わにされるという側面もあるのではないか”
  • 『THIS IS IT』など - Living, Loving, Thinking, Again

    マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD] 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日: 2010/01/27メディア: DVD購入: 98人 クリック: 670回この商品を含むブログ (270件) を見る 先日、Kenny Ortegaの『THIS IS IT』を観た。その突然の死によって、幻のコンサートとなってしまったマイケル・ジャクソン*1の倫敦公演のリハーサルのドキュメント。関係者しかいない広いホールのステージで、マイケルは淡々と歌い・踊り、そしてダンサー、バンドのメンバー、スタッフに指示を出していく。リハーサルは大きなトラブルもなく順調に進んでいく。勿論、マイケル・ジャクソンのファンにとっては、彼のどの所作も言動も目や耳に焼き付けておくべき貴重なものなのだろうけど、私のようなファンとはいえない者に

    『THIS IS IT』など - Living, Loving, Thinking, Again
    dance777
    dance777 2010/01/29
    "西洋人による日本に対するオリエンタリズム的な幻想と日本人による西洋人(ガイジン)に対するオクシデンタリズム的な幻想が同時に笑われることになる"
  • Creativity Movement - Living, Loving, Thinking, Again

    http://orange.ap.teacup.com/yamtom/884.html 山口智美さんの報告。最近、米国モンタナ州ボーズマンでCreativity Movementという「白人至上主義」ウヨ団体が暴れ始めているという。 Creativity Movementのサイトはhttp://www.creativitymovement.net/ 最初にこの頁の情報によってどんな被害を受けてもお前の自己責任であり、それを承諾するなら頁を見ろみたいなことが書いてあり、一瞬ちょっとびびったということはあった。中身はこの人たちの教義の解説。また、この人たちにとって重要な教典もダウンロードできる。 Creativity Movementについて、Wikipedia; http://en.wikipedia.org/wiki/Creativity_Movement http://en.wikipe

    Creativity Movement - Living, Loving, Thinking, Again
    dance777
    dance777 2010/01/29
    "米国モンタナ州ボーズマンでCreativity Movementという「白人至上主義」ウヨ団体が暴れ始めているという"
  • 「D君」を擁護する - Living, Loving, Thinking, Again

    http://www.giyuugun.jp/sb/log/eid599.html 帰ってきて、ネットを繋いだら、1月24日に新宿で某少年が在特会のメンバーに「暴力」を行使して云々という情報が入ってきた。それを巡ってネット上では喧々諤々であるらしいが、上に挙げたエントリーは、(所謂新右翼の潮流に属する)「統一戦線義勇軍」の「議長」鉢谷大輔という方のblog。(「日国籍」の)「友人」からの伝聞というかたちで、事件の経緯を伝えている。 ここに書かれた情報に依拠しつつ、俺はこの「D君」の行為を支持することにする。彼の「暴力」というのは差別的言辞を浴びせられながら集団的に散々小突き回された挙げ句のこと。他方で、彼にスプレーを浴びせられたとかいう在特が死んだとか失明したとかという情報は得ていない。であれば、(法的にはともかく)彼の行為は対抗的暴力として充分に正当性を有しうると思う。対抗的暴力は何よ

    「D君」を擁護する - Living, Loving, Thinking, Again
    dance777
    dance777 2010/01/29
    "対抗的暴力の行使者が蒙った暴力(被害)との関係において過小か、充分か、過剰かということにおいて評価すべきである"
  • 属地主義と「旧宗主国(旧帝国)責任」 - Living, Loving, Thinking, Again

    http://d.hatena.ne.jp/macska/20090501/p1 http://d.hatena.ne.jp/macska/20090503/p1 http://d.hatena.ne.jp/macska/20090507/p1 http://d.hatena.ne.jp/macska/20090508/p2 http://d.hatena.ne.jp/macska/20090508/p1 http://d.hatena.ne.jp/macska/20090521/p2 少し時間が経ってしまったようだが、取り敢えずURLだけはメモしておく。2つの鍵言葉で纏めると、属地主義(ここで使われている用語では「出生地主義」)と「旧宗主国(旧帝国)責任」ということになるか*1。この議論はまとも且つ穏当なものであると思うが、何故コメントとかによって議論が複雑化しているのかというのはちょっ

    属地主義と「旧宗主国(旧帝国)責任」 - Living, Loving, Thinking, Again
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    dance777 2009/07/06
    "移民集団がホスト社会の中で文化的独自性を維持していくのは以前よりも容易になっている面もあるのでは"
  • 「かっこいい」 - Living, Loving, Thinking, Again

    http://d.hatena.ne.jp/solar/20090701#p1 「「かっこよさ」の復権を期待する」仲俣暁生氏。 「かっこいい」というのも多義的な語で、何が「かっこいい」のかというのはなかなか掴めない。仲俣氏は日的な状況についてのみ言及しているが、1960年代から70年代にかけて、「かっこいい」に疑問符が付されたというのは、(先進資主義社会に限った話かも知れないが)グローバルな現象であったとはいえるのではないか。それがなければ、ウディ・アレンもダスティン・ホフマンもエリオット・グールドもジャック・ニコルソンもスターとしてブレイクすることはなかったのではないか。日においても、阿久悠が沢田研二に「ボギー、ボギー/あんたの時代はよかった」(「カサブランカ・ダンディ」)と歌わせたときに気づかれていた筈。 さて、 ヒロイズムはもはや「中二病」でしかなく、アイロニーとシニシズムに覆

    「かっこいい」 - Living, Loving, Thinking, Again
    dance777
    dance777 2009/07/06
    "「ヒロイズム」が〈物語〉に従属し、あくまでもその枠内で存立するのに対して、「かっこいい」は〈物語〉にはまだ回収されない、或いは〈物語〉を逸脱するような〈瞬間〉において生起する出来事"
  • 「職縁結婚の盛衰」(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again

    合コンの社会学 (光文社新書) 作者: 北村文,阿部真大出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/12/13メディア: 新書購入: 8人 クリック: 81回この商品を含むブログ (74件) を見る 北村文、阿部真大『合コンの社会学』を読み始めて、第5章まで読む。 岩澤美帆、三田房美「職縁結婚の盛衰と未婚化の進展」『日労働研究雑誌』535、2005 という論文が紹介されている(p.18ff.)。 曰く、「一九七七年から二〇〇二年のデータを分析する岩澤美帆と三田房美は、「職縁結婚」が一九六〇年代後半以降、日の企業社会における「マッチング・システム」として機能したこと、しかし現在では女性の就業意識の変化や雇用の不安定化などにより弱体化したことを指摘する」(pp.18-19)。 かつては企業に就職すれば、会社のなかで結婚相手を見つけることができ、サラリーマンと専業主婦の組み合わせからなる典

    dance777
    dance777 2009/07/06
    かつて"若い男女は「恋愛結婚」の名のもとに、職場からも家族からも社会からも承認されるかたちで、恋愛し結婚し家族をもつことができた。"
  • 「ヤンキー」(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 速水健朗「「ヤンキー論」に必ずつきまとうナンシーの影を追っ払え!」 http://www.cyzo.com/2009/06/post_2173.html http://www.cyzo.com/2009/06/post_2189.html 先ず「ヤンキー」言説隆盛の背景; オタク文化が必要以上に持ち上げられていた一方で、見過ごされてきたのは国内で圧倒的な支持を受けながら、ドメスティック市場でしか通用しないものとして軽視されてきたコンテンツである。 実際、国内のコンテンツ市場を見てみると、ヒットしているドラマ、映画小説音楽は、明らかにヤンキー層をターゲットにした作品である。こうした状況を見るとヤンキーコンテンツがマスであり、オタクコンテンツはそのオルタナティブでしかないというのがよくわかる。 しかし、肝心の「ヤンキー」の定義自体が曖昧なまま; 故ナンシー関は、ヤンキー的なものが

    「ヤンキー」(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again
    dance777
    dance777 2009/07/06
    "「ヤンキー」的なイメージや文化商品は「ヤンキー」自身がいなくても存立するし、「ヤンキー」以外の人々によっても消費されうる"
  • 老麦など - Living, Loving, Thinking, Again

    土曜日、まだ腿は引きつっているが、6月に買ったソニエリのケータイ*1が早くも故障して*2、修理に出しに行き、それから、某所で、 Cameron Crowe『あの頃ペニー・レインと』 あの頃ペニー・レインと [DVD] 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント発売日: 2006/03/29メディア: DVD クリック: 4回この商品を含むブログ (60件) を見るRichard Linklater『ファーストフード・ネイション』ファーストフード・ネイション デラックス版 [DVD] 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2008/09/05メディア: DVD購入: 2人 クリック: 47回この商品を含むブログ (39件) を見るEminem Relapse RELAPSE アーティスト: EMINEM出版社/メーカー: INTES発売日: 2009/

    老麦など - Living, Loving, Thinking, Again
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    dance777 2009/07/06
    "「お笑い芸人上がり」とか「禿」というのはそのまんま東aka 東国原英夫の政治家としての振る舞いの善し悪しとは関係なく、現在露呈されている彼の愚行と因果関係もないだろう。"
  • ノマドへ? - Living, Loving, Thinking, Again

    http://agora-web.jp/archives/625053.html(See also http://katoler.cocolog-nifty.com/marketing/2009/06/post-7c1e.html) あの池田信夫氏*1が珍しくまっとうなことを言っている。曰く、 「日人が極端にリスクをきらうのは農耕民族だからだ」といった説明がよくありますが、これは歴史的にはおかしい。網野善彦が明らかにしたように、「百姓」は農民のことではなく、漁民や商人や職人などを含む雑多な民衆のことです。彼の『無縁・公界・楽』にも書かれているように、「無縁」というのは農村のタコツボ的共同体から自由になることで、こうしたノマド(移動民)が農村を横断する公共的な空間(公界)を創造しました。公界は聖なる空間で、ここから神話や芸能が生まれたのです。農村も自給自足の共同体ではなく、縄文時代から地域

    ノマドへ? - Living, Loving, Thinking, Again
    dance777
    dance777 2009/06/22
    "定住民にとってノマドは禍々しいとともに魅惑的な力や技術を持つ両義的な存在であった。多分、日本におけるノマド的なものへの差別と憧れが織り合わさった最大の構築物は〈サンカ〉幻想であろう"
  • compassionとpity(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again

    今こそアーレントを読み直す (講談社現代新書) 作者: 仲正昌樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/05/19メディア: 新書購入: 12人 クリック: 58回この商品を含むブログ (98件) を見る http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20090619/p1 仲正昌樹『今こそアーレントを読み直す』というについて。実はこの、買ったのだけど*1、まだ読んでいない。なので、このに関しては立ち入らない。ただ、「共感」云々というのがエントリーの中に出てくるので、少し注釈めいたことを。 「共感」という日語に対応しそうな英語なのだが、『革命について』第2章「社会問題」の中で、アレントはcompassionとpityという2つの言葉を微妙且つ明確に区別している。ルソーに端を発して全体主義的な悲惨の契機になったとして糾弾的に論じられているのは後者の方。『革

    dance777
    dance777 2009/06/22
    "あなたは痛い、私も痛いというふうに、他者の痛みが私に感染してしまうこと*2。その痛みの感染によって凍り付いてしまうこと。compassionとはそういうことである。"
  • 「不平等」のための「平等」? - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 政治・社会論集―重要論文選 作者: ラルフダーレンドルフ,Ralf Dahrendorf,加藤秀治郎出版社/メーカー: 晃洋書房発売日: 1998/11メディア: 単行購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (6件) を見るラルフ・ダーレンドルフ『政治・社会論集 重要論文選』からのメモの続き。 「不平等、希望、進歩」(加藤秀治郎、吉田博司、田中康夫訳、pp.142-173)から; 近代社会は、できるだけ多くの人々にできるだけ多くのものを与えるという原理の上に立脚している。(略)社会はその成因のライフ・チャンスを増加させるべきであり、すべての人のライフ・チャンスは等しく重要である、という二つの前提は、憲法や政党綱領に書かれ、さらにはほとんどの人の持つ〈目に見えないイデオロギーのトランク〉の中に根づいている。各人のライフ・チャンスは等しく尊重されなければならない、という

    「不平等」のための「平等」? - Living, Loving, Thinking, Again
    dance777
    dance777 2009/06/19
    "「今日、希望は、人間が〈同じように存在すること〉ではなく、〈いろいろ多様に存在すること〉から生じてくるのであり、自由は、平等ではなく不平等から生じてくるのである」"
  • 死後の生(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again

    草の花 (新潮文庫) 作者: 福永武彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1956/03/13メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 108回この商品を含むブログ (112件) を見る 福永武彦『草の花』を読み始めている。 そこから少し抜き書き。「汐見茂思」が「私」に託した手記から。文中の「僕」は「汐見」を指す。 僕が藤木を識っていたのは僅か三年に充たず、しかも親しく交ったのは最初の一年にすぎない。彼が死んでから既に十年以上の歳月が過ぎ去ってしまった。しかし僕等が、存在することによって他者に働きかけるように、既に存在した者も、依然として生者に働きかけるのだ。一人の人間は、彼が灰となり塵に帰ってしまった後に於ても、誰かが彼の動作、彼の話しぶり、彼の癖、彼の感じかた、彼の考え、そのようなものを明かに覚えている限り、なお生きている。そして彼を識る人々が一人ずつ死んで行くにつれて、彼の生きる幽明

    死後の生(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again
    dance777
    dance777 2009/06/19
    "人間は多く、過去によって生きている。過去が、その人間を決定してしまっているのだ。生きるのではなく、生きたのだ、死は単なるしるしにすぎないよ"
  • 何度目かになるが「世論調査」を擁護して - Living, Loving, Thinking, Again

    「世論調査」*1については、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060403/1144083850 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060527/1148702469 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060529/1148869195 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060916/1158382824 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060929/1159499795 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20061007/1160196728 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070918/1190138993 http://d.hatena.ne.jp/sumita-

    何度目かになるが「世論調査」を擁護して - Living, Loving, Thinking, Again
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    dance777 2009/06/19
    "「国民の声」なるものは十全に代表させようとすればするほど、却ってそれから遠のいてしまうということがある"
  • 日本製漢語 - Living, Loving, Thinking, Again

    http://suzacu.blog42.fc2.com/blog-entry-32.html たしかに近代中国語には日語からの大量の外来語が流入している。或る説によれば、現代中国語における社会科学専門用語の70%以上が日語に由来するという。ただ、これは日語がえらかったというよりも、偶々近代化に先んじたという偶然的・歴史的理由によるものだろう。また、ヴェトナム語の場合、仏蘭西殖民地当局がヴェトナムと中国との文化的紐帯を切断するために羅馬字化を強行したので、日語のように漢語の革新に貢献できる余地がなかったといえる。 ところで、興味深いのは、手続、取締、取消といった、やまとことばが現代中国語に収まっていること。 和製漢語問題について初めて知ったのは、鈴木修次『日漢語と中国』によってだったか。 日漢語と中国―漢字文化圏の近代化 (中公新書 626) 作者: 鈴木修次出版社/メーカー:

    日本製漢語 - Living, Loving, Thinking, Again
    dance777
    dance777 2009/06/19
    "現代中国語における社会科学専門用語の70%以上が日本語に由来するという。偶々近代化に先んじたという偶然的・歴史的理由によるものだろう"
  • エロとは別に? - Living, Loving, Thinking, Again

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    dance777 2009/06/19
    "セックスが〈権力〉或いは〈政治〉の(不適切な)隠喩となっている"
  • 表現は表現 - Living, Loving, Thinking, Again

    http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20090610/p1 「女性を陵辱して言うなりにすることを目的とするゲームへの規制」問題についての議論が盛り上がっているようだ。件の類の「ゲーム」を直接見たことがないので、その件については云々しない。問題にしたいのは「表現」一般。幾つか意見を読んで奇妙に思ったのは、(広い意味での)功利主義が議論を支配しているということ。「規制」に対するスタンスはどうあれ、問題になっているのは、社会または個人にとって害があるのか益があるのか、ということ。しかし、「表現」に対する態度としてそれははたして妥当なのだろうか。 どんな主義・主張であれ、自らの正当性を社会に対して申し述べる機会があるべきである。「言論の自由」とはそのためのものである。だから、陵辱ゲームの愛好家・擁護者は、「表現の自由」を正しく行使せよ。それはつまり、「陵辱ゲーム」のような

    表現は表現 - Living, Loving, Thinking, Again
    dance777
    dance777 2009/06/14
    「表現」を社会的な効用に還元する態度には強い疑問符を打たざるをえない/ファシストやスターリニストは「退廃」というレイベリングを使い、多くの表現を抑圧しただけでなく、「退廃」的な表現者の生命を奪った
  • 「なんだか衝撃的」(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again

    コロキウム〈第2号〉―現代社会学理論・新地平 作者: 東京社会学インスティチュート出版社/メーカー: 東京社会学インスティチュート発売日: 2006/09メディア: 単行購入: 8人 クリック: 57回この商品を含むブログ (21件) を見る大貫恵佳「身体をめぐる2つの権力――ミシェル・フーコーと「動物化」の議論――」『コロキウム』2、pp.103-119、2006 東浩紀*1『動物化するポストモダン』を巡って; なんだか衝撃的なであった。というよりも今思えば「衝撃」的だったのかもしれない、と言ったところだろうか。つまり、[刊行された]当時私にはこのがよく理解できなかったのだ。簡明な文章とたくさんの図解、そしてアニメやゲームオタクといった主題は、よくある「学術書」が備えるような難解さも荘厳さも持ち合わせていなかった。率直に言って「どうでもいい」ような気がしていた。東は、人間は「動物

    「なんだか衝撃的」(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again
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    dance777 2009/06/08
    『動物化するポストモダン』は社会分析として何らかのかたちで決定的に「適切である」という感覚があったのだ。だがその感覚で立ち止まっていることこそ「動物」的な反応ではないか。
  • 自殺と宗教 - Living, Loving, Thinking, Again

    Skertia_vergberさんから教えられる。 『毎日』の記事; 自殺者:偏見根強い宗教界 安心して悼む場を 自殺志願者の電話相談に応じている僧侶から、自殺志願者や遺族の心情について学ぶ浄土宗の僧侶ら=東京都港区の明照会館で ◇通夜で「地獄行き」/戒名に「痴」の文字… 自殺者が11年連続で年間3万人を超えた。悲しみや自責の念を抱える遺族は増えているが、自殺への偏見や無理解は宗教界にも根強く、遺族にとって葬儀が苦痛になることも多い。こうした中、問題意識を持つ僧侶たちが集まり「安心して故人を悼む場を設けよう」という動きが出てきた。【中村美奈子】 ◇10日、東京で法要 遺族交流も 遺族同士が集まり体験や思いを語る分かち合いの会「藍の会」「自死遺族ケア団体全国ネット」の運営者によると、自殺者の遺族が通夜や葬儀の法話で僧侶から「命を粗末にした人間は浮かばれない」「自殺は許されないことだから地獄に

    自殺と宗教 - Living, Loving, Thinking, Again
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    dance777 2009/06/08
    「遺族は亡くなった人を長い間ケアしてきて、死後もずっと人目を気にしながら緊張して生きている。悲しみを発散させられる場が必要だ」と話す。
  • 「世界への愛」(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again

    森一郎「世代をつなぐもの――東京女子大学旧体育館解体問題によせて」『UP』439、pp.33-38、2009 森氏は「東京女子大学旧体育館」保存運動にコミットする。 なぜ旧体問題にこだわるのか。いろいろ理由があって言い尽くせないが、一つにはそれが、「世代」という問題にかかわるからである。ひいては、私の見るところ、アーレントの言う「世界への愛」という巨大なテーマの、一つの系をなすからである。 人間はこの世に生まれ、生き、老い、そして死んでこの世を去ってゆく。そういう生まれ出づる死すべき者どもの去来の場が、世界である。この世界は、一人のものではなく、そこに住む多数の同時代人によって共有される。そればきありではない。時代を異にする無数の人びとによって、連綿と受け継がれてゆく。同時的にも継起的にも「ともに分かたれる」という共同性によって成り立つのが、世界なのである。共同世界のこの二重性は、同時代と

    「世界への愛」(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again
    dance777
    dance777 2009/06/08
    幾世代も隔絶した人びとが「協働」したり「連帯」したりすることが可能となるのも、彼らがおのおのの時空的差異をはらみつつ、同じ一つの世界を共有しているからこそである。