YAPC::Asia Tokyo 2015、ロゴのとおりに熱いイベントでした...今年で最後なのはほんとに惜しいです。最初にして最後の参加となった私は、「Google Cloud Platformの謎テクノロジーを掘り下げる」というタイトルでトークをさせていただきました。 スライドはここに上げてありますが、これだけ見ても意味不明と思われるので、話した内容の要約をまとめブログ代わりに書こうかな、と思ったらかなり長文となってしまいました。基本ポジショントークですが、しかしGoogleに入る前からGoogleクラウドに対して持ち続けている気持ちでもあるし、ここはイケてないなーと思った部分は素直にそう書くようにしました。 しかし謎は謎のまま... Twitter上の反応まとめを見ますと、「謎が謎のまま終わった」とのご指摘も多く、これはほんとに私の不徳の致すところです、申し訳ありません……。スライド
今月はじめ、インテルがFPGA大手のアルテラを総額2兆円で買収することを発表した。インテルはちょっと前まではCPU+FPGAなんてコードが分断するしダメダメソリューションだなんて言ってたくせに、なんて鮮やかな手のひらの返しよう。まあでも、すばらしい展開だし非ノイマン計算をソフト屋が使いこなす時代が幕開けしそうなので、あっぱれインテルである。非ノイマンなにそれ? という人はコネクションマシン本と青いリコンフ本を読んでおこう。 この発表でインテルが説明に用いたスライドで、とくに目を引いたのが以下の一文。 Up to 1/3 of Cloud Service Provider Nodes to Use FPGAs by 2020 (2020年までに、クラウドサービスプロバイダのサーバの1/3がFPGAを利用する) つまりあと5年もすると、クラウドを使うエンジニアは直接的/間接的にFPGAを使わざ
ドワンゴがニコ動の画像配信向けにFPGAエンジニアを募集したり、マイクロソフトはBingをFPGA実装したり、Baiduもディープラーニングの高速化にFPGAを導入したりと、なんだか世の中急にハードウェアくさくなってきた。IoTとは違う意味で。 金融分野ではすでにCPUでは遅すぎてFPGAによるナノ秒単位の株取引が行われているって記事を書いたのは2年前だけど、ここ数年はIntelのCPUのクロックもあまり上がらなくなってきたし、Fusion-ioやNetezzaといった大手御用達のハイエンド鬼速ストレージも、フタを開ければ中身はすでにFPGAに移行済み。IBMが最近出したData Engine for NoSQLという製品ではPOWER8プロセッサにFPGAを直付けしてRedisを高速化したり。いよいよデータセンターにも、先の見えないCPUに代わってFPGAやGPUを導入する波が押し寄せつ
Google、FluentdをKubernetesとCompute Engineの標準ログコレクタに採用FluentdgooglecomputeenginekubernetesGoogleCloud まずはFluentdコミュニティの皆さん、おめでとうございます!!! Googleを中心に開発されているオープンソースのDockerジョブスケジューラKubernetes (k8s)、それにGoogle Cloud Platformのログ収集サービスGoogle Cloud LoggingのGoogle Compute Engine用ログコレクタとして、Fluentdが標準採用されました。もうひとつおまけに、fluent-plugin-bigqueryをフィーチャしたソリューションページも、あと1か月くらいでcloud.google.comにて公開される見込みです(これは私がいま仕上げ中)。
うちの息子(9)はいっつも「おとうさんいつ帰ってくるの?」と聞くそうだ。そんな息子のニーズに応え、おとうさんいまどこメーターを日曜工作で作ってみた(最初は天気予報メーターにしようと思ったけど息子にいらんと却下された)。 スマホのWiFiとGPSの位置情報をIFTTTで拾ってcloudBitでサーボを動かす簡単なしくみ。電子工作の経験は不要で、こーいうのを子どもでも誰でも30分くらいで作れてしまう。cloudBit is AWESOMEである。 以下、このメーターの作り方を簡単にまとめ。 littleBitsって? まずはlittleBitsを知らない人のために簡単に紹介しておこう。littleBitsは子供が遊びながら電子工作を学べるおもちゃで、ボタンやLED、モーター、光センサーといったいろんな電子部品のモジュールを組み合わせて回路を組める。電子工作っても、難易度はパズドラより低い。モジ
「BigQueryは120億行を5秒でフルスキャン可能」は本当か? 先日、kaheiさんがGoogle BigQuery(Googleクラウドの大規模クエリサービス)について、こんなエントリを書いていた。 とにかくパフォーマンスがすごい。(Fluentd Meetupでの)プレゼン中のデモで、ディスクに収められた5億件のデータをSQLでフルスキャンするのに3秒しかかからない。9億件のデータを正規表現を含んだSQLでスキャンしても、7秒で終わる(これ、記憶がちょっとあいまい。もう少しかかったかも)。これには驚いた。佐藤さんがGoogleに入社して一番驚いた技術が、一般公開される前のBigQueryだったと言っていたが、その気持ちはわかる。 From Fluentd Meetupに行ってきました これを読んだ時、BigQueryの検索スピードについてちょっと補足したくなった。確かにFluent
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