芸術かわいせつか-。セックス依存症の男を描いた英映画「SHAME-シェイム-」(スティーブ・マックイーン監督)が、性描写の過激さから一時は国内上映が危ぶまれたが、紆余(うよ)曲折を経てようやく修正版の日本公開が決まったことが14日、分かった。今年の第68回ベネチア国際映画祭で主演のマイケル・ファスベンダー(34)が、主演男優賞を獲得した「芸術作品」と位置付けられているが、マックイーン監督は修正されることに難色を示し、交渉は難航していた。 セックスシーンが激しすぎるため、米国では最も厳しい上映規制「NC-17(17歳以下の鑑賞禁止)」だが、無修正で公開されてヒット中だ。