9月26日、東京市場では、自民党新総裁に安倍晋三元首相が選出されたことを受けて、中国リスクの高まりを警戒する声が出ている。写真は都内で撮影(2012年 ロイター/Toru Hanai) [東京 26日 ロイター] 東京市場では、自民党新総裁に安倍晋三元首相が選出されたことを受けて、中国リスクの高まりを警戒する声が出ている。安倍氏が外交・防衛で対米重視路線を鮮明にする一方、中国に対するタカ派的なイメージがくすぶっているためだ。 コラム:安倍新総裁に2つのシナリオ、判断間違えれば危い首相の座 成長重視・リフレ路線の政策運営は長期的に株高/債券安の要因だが、短期的には日中関係の混乱長期化の連想から景気の下振れ圧力を懸念する声が出ている。 26日の市場では、自民党総裁選の結果が判明すると、国債先物は上げ幅を縮小。現物市場では超長期ゾーンが金利低下幅を縮めた。安倍氏が2─3%の安定的なインフレ