2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、情報通信技術を生かした外国人観光客向けのサービスの実証実験が、4日から千葉市の美術館で始まりました。 こうしたサービスの効果や課題を探る実証実験が4日から千葉市中央区の千葉市美術館で始まりました。実証実験では、外国人観光客向けにICカードが用意され、受付の読み取り機にかざせば美術館のチケットがなくても入館できるようにしました。 また、展示室の一角に設置されたタブレット端末では、ICカードを読み取り機にかざすと英語や中国語など5つの外国語からあらかじめ選んだ言語で作品の解説が表示されます。 実証実験を行う「おもてなしICT協議会」の西宏章理事長は、「日本の美術に親しんでもらうだけでなく、日本の優れた情報通信技術も体験してもらいたい」と話していました。実証実験は来年3月まで行われ、利用状況などを分析するということです。