2021年に解散したフランスのエレクトロニック・ミュージックのデュオ、ダフト・パンク。通算で6度グラミー賞を受賞するなど、ダンスミュージック史上最も影響力のあるアーティストとも言われているが、メンバーのトーマ・バンガルテルがその解散の理由を明かした。 【動画】『Random Access Memories』10周年を記念して公開された制作風景 先日BBCのインタビューに出演した彼は、ダフト・パンク解散の理由のひとつとして、AI技術の発達を挙げている。 「ダフト・パンクは、ロボットのキャラクターで現実とフィクションの境界線をぼやかしたプロジェクトだった。だから私とギ=マニュエルにとってその物語やキャラクターを台無しにしないことはとても重要だった。ツールとしてのテクノロジーは好きだけど、機械と人間の関係性を恐れている部分もある。ダフト・パンクの物語が終わったから、アルゴリズムではなく人間によ