米IBMは2014年4月25日、子供向けの米科学雑誌『National Geographic Kids』がIBMの技術を使ってナノサイズの表紙を制作し、ギネス・ワールド・レコーズで「世界最小の雑誌の表紙」に認定されたと発表した。この表紙は米首都ワシントンで開かれた科学工学フェスティバルで26~27日の両日、顕微鏡を使ってIBMなどのブースで披露された。 発表によると、IBMではセ氏1000度まで加熱できるナノサイズのシリコンチップをカンチレバーの先端に取り付けて、鉛筆の先端の10万分の1の大きさの「彫刻刀」を開発。熱と力を加えることでポリマーの表面の基板物質を削り取り、パターンを描けるようにした。蒸着させる物質の量をコントロールすれば、3Dプリンタのような複雑な3Dパターンを、ナノサイズで作り出すことが可能だという。SwissLitho社と共同で制作している。 National Geogr
ドイツの研究者が、コンピュータ内蔵のスピーカーとマイクを通信手段に利用して、密かにデータを流出させる方法を実証した。 超音波を使ってコンピュータ間で無線通信を確立し、マルウェアに感染させたシステムからデータを流出させる方法を実証したとして、ドイツの研究者が通信学会誌Journal of Communicationsに論文を発表した。 発表によると、この方法ではオーディオ変調と復調を利用して、超音波周波数経由でコンピュータ間のデータ交換を行う「隠しチャネル」を確立した。これは、もともと水中通信用に設計された通信システムを応用したという。 この秘密音響無線通信は、第3の無線機によって通信を中継するマルチホップ通信や、無線メッシュネットワークにも拡張できると研究者は説明する。コンピュータ内蔵のスピーカーとマイクを通信手段に利用して、密かにデータを流出させられることを実証したとしている。 秘密音響
テュフ ラインランド ジャパン株式会社 世界トップクラスの第三者認証機関であるテュフ ラインランド(T?V Rheinland LGA Products GmbH:ドイツケルン市、日本支社:横浜市)はこのほど、CYBERDYNE株式会社(茨城県つくば市学園南D25街区1)が医療用として新たに開発したロボットスーツHAL(R)が、欧州医療機器指令(MDD: Medical Device Directive)に適合していることを証明する認証を発行しました。これは、日本発の革新技術を用いた医療機器としてのロボット治療機器が、世界で初めて誕生したことを意味します。本認証により、医療機器としてCEマーキングが貼付されたロボットスーツHAL(R)を、世界の医療機器市場の34%を占めるEU(欧州連合)全域で、医療機器として自由に流通・販売できるようになります。CYBERDYNE社は2004年に筑波大学発
米Microsoftの研究部門であるMicrosoft Researchは10月8日(現地時間)、腕に巻いた端末で手の動きを取り込み、リアルタイムの3D映像に再現するシステム「Digits」を発表した。指差したりピースマークを作るといった細かい手の形をトラッキングできる。 将来的にはKinectのようにXboxやPCの画面の制御や、オーディオ機器のオン・オフ、音量調整、ポケットに入っているスマートフォンを遠隔で利用するといった活用方法が考えられるという。 手の動きをトラッキングするツールは数十年前からあるが、多くはデータグローブなどと呼ばれる手袋を手にはめるスタイルだった。Digitsの端末は、手首に巻くようになっている。小型プロジェクタで出力する赤外線をLEDで拡散させて手全体に当て、それを赤外線カメラで撮影することで、手の動きを取り込む。動画を見ると、端末には電源も搭載されているようで
「Kinect」から「Windows 8」に至るまで、Microsoftはジェスチャ認識がユーザーインターフェースの未来であることを指し示してきている。 同社の研究者らは現在、「Digits」という新たなプロジェクトにおいて、ジェスチャに基づくユーザーインターフェースの正確さや機動性の向上に取り組んでいる。 米国時間10月9日に公開されたプロトタイプシステムは、ユーザーの手首に装着するセンサを使用し、ユーザーの手の位置を3次元で認識するとともに、それをソフトウェアに対するコマンドへと変換するようになっている。 同システムでは、個々の、あるいは連続的なジェスチャを用いてソフトウェアを操作できるようになっている。例を挙げると、ピンチアウトというジェスチャはドキュメントの拡大だと解釈される。また必要に応じて、Digitsを制御する人間の手の動きをディスプレイ上に表示することもできる。 Micro
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