タブーなしサッカー界の“闘犬”「サッカー批評」森哲也編集長 東京・文京区本郷の日本サッカー協会が入るビル前に立つ森氏。担当した中で最も売れたのは37号の「オシムが教えてくれた」だという 数あるサッカー誌の中で、その過激なガチンコぶりが異彩を放つ季刊誌「サッカー批評」(双葉社)。「『岡田武史』なんて、知らない」「欧州サッカーを疑え!」など刺激的なタイトルで、テーマをタブーなく掘り下げていく姿勢は、業界内で一目置かれ、また煙たがられる存在だ。4代目編集長の森哲也氏(30)は「今、メディアの活力がないと思う。思っていることを素直に言うことが大事なんです」と語る。 「オシムを殺すな」(33号)、「欧州サッカーを疑え!」(40号)、「この国は本当に強くなっているか?」(41号)、「10年後も残るクラブ、消えるクラブ」(43号)。 物騒な特集タイトルを30歳の若き編集長は、こう説明する。 「思ったこと