人間は脊髄を大きく損傷すると、体に麻痺が起こることがある。特に四肢麻痺の人にとって、車椅子で移動するのは大きな苦労を伴う。そんな人々の助けになろうと開発中の技術が、“舌で車椅子を動かすシステム”である。Georgia Institute of TechnologyのエンジニアMaysam Ghovanloo氏を始めとする開発チームでは、11人の四肢麻痺の人、23人の健常者を対象に臨床実験を積み重ねてきた。これまで四肢麻痺の人たちをサポートするテクノロジーとして、ストローを使用し、吸ったり吹いたりする動きによって操作する方法はあった。しかし、この新しいシステムを使えば、3倍の速さで車椅子に指令を与えて動作させることができるという。 “舌で車椅子を動かすシステム”を作動させるためには、チタニウムを組み合わせた、レンズマメ程度の大きさのマグネットを舌に刺しておく必要がある。このツールにはワイヤレ
![障害者が車椅子を操作する画期的な技術が開発中 従来比3倍の速度で動作可能に | Techable(テッカブル)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8a3b107254ce41f5ba700e61702aa1c2541247a2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftechable.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2013%2F12%2FTongue-Controlled-Wheelchair.jpg)