高校でも発達障害の生徒支援 モデル校指定 : 熊本 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

文部科学省は今年度、障害のある児童、生徒が他の子どもたちと一緒に学べる環境を整えようと、全国の幼稚園から高校まで５０のモデル校を指定し、専門知識を持つ「協力員」を配置するなどの取り組みを始めた。県内では、山鹿市の鹿本農業高校が唯一のモデル校。高校では、授業に集中できない、興味や行動に偏りがみられるといった発達障害の可能性のある生徒の教育が課題という。 「○○君、黒板の答えを写しましょう」。５日、鹿本農高の１年生の教室。協力員の横手敬一さん（６４）が、机に顔を伏せて動かない男子生徒にそう書いたメモをそっと渡した。国語の女性教諭はその間も授業を継続。口頭ではなくメモで注意するのは、授業の邪魔せず、相手に伝わりやすいからだ。 横手さんは定年まで、県立の高等支援学校の校長だった。障害者教育の豊富な経験があり、今年６月、同校の協力員になった。横手さんによると、周囲とおしゃべりして授業に集中できない生

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高校でも発達障害の生徒支援　モデル校指定 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞） 熊本県「他校でも、同じ姿勢で児童、生徒と向き合えば、発達障害の子どもたちが抱える難しさはずいぶん軽くなるのではないかと感じた。」