テスラが10月21日に発表した第3四半期(7月〜9月)決算は、5四半期連続で黒字となった。モデル3とモデルYの販売台数の伸びや、環境規制に対応する温暖化ガスの排出枠(クレジット)の他社への販売が寄与し、純利益は過去最高の3億3100万ドル(約346億円)となった。 カリフォルニア州パロアルトに本拠を置くテスラの、四半期ベースの売上高は、前年同期比39%増の87.7億ドルだった。同社は4〜6月期の決算でもクレジットの売却収入として4億2800万ドルを計上していたが、今四半期も3億9700万ドルに及ぶ他メーカーへのクレジット販売額が利益を底上げした。 カリフォルニア州は、自動車メーカーが州内で自動車を販売する場合、EVなどの排出ガスを出さない無公害車を一定比率以上販売することを義務付けている。基準を達成できないメーカーは、罰金を支払うか、他のメーカーからクレジットと呼ばれる排出枠を購入しなけれ