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  • 「心を発見する」プロセスに向き合う 日本公認心理師協会の会長就任に当たって(信田さよ子) | | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    開業カウンセラーとして依存症やドメスティック・バイオレンス(DV)などの問題に長年取り組んできた公認心理師・臨床心理士の信田さよ子氏が,年6月に日公認心理師協会の第4回臨時理事会において日公認心理師協会の会長に就任した。長年の課題であった国家資格化を定めた「公認心理師法」の公布から今年で7年。公認心理師のさらなる活躍が期待されるなか,求められるものとは何か。信田氏に,会長就任までの経緯や今後の展望について聞いた。 ――日公認心理師協会の会長就任おめでとうございます。まずは就任までの経緯をお聞かせください。 信田 2021年の秋頃に会長就任を打診されました。仕事が立て込んでいるため初めは断ったのですが,その後事務仕事が苦手な私を支えていただけることがわかり,さまざまな状況を考えた上で,最終的に会長を引き受けることを決断しました。 ――信田さんが推挙された理由は何だったのですか。 信田

    「心を発見する」プロセスに向き合う 日本公認心理師協会の会長就任に当たって(信田さよ子) | | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
  • 新型コロナ対策と法(鈴木 基,磯部 哲) | | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    2020年初頭からのコロナ禍では,新型コロナウイルス感染症(以下,新型コロナ)対策と,法が保障する社会活動とのバランスについて議論が続く。例えば,新型インフルエンザ等対策特別措置法(以下,特措法)が規定する緊急事態宣言とまん延防止等重点措置(以下,重点措置)(表1)による外出・営業自粛要請が挙げられる。これらは新型コロナの拡大防止に寄与したとの意見がある一方で,人権制約の是非が議論になった。 では感染症対策は,法が保障する社会活動や人権とどう折り合って実施されるべきなのか。政府の会議体などで新型コロナ対策に取り組む感染症疫学者と行政法学者の対話から,めざす方向を探る。 (2021年12月19日Web収録) 鈴木 コロナ禍が2年以上にわたり,医療体制だけでなく社会活動にも大きな影響を及ぼしています。私は厚労省の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードで流行状況の分析,政府の基的対処

    新型コロナ対策と法(鈴木 基,磯部 哲) | | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
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    diet55 2022/02/07
  • 悩み,失敗して“個性”を獲得する医師の道を歩んでほしい | 2011年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    シリーズ:この先生に会いたい!! 悩み,失敗して“個性”を獲得する医師の道を歩んでほしい 感染症との闘いを経て,君たちへのメッセージ WHOアジア地域における小児麻痺(ポリオ)の根絶を達成し,2003年のSARS対策では陣頭指揮をとるなど,世界の保健医療の発展に貢献してきた尾身茂氏。氏の天職とも言える感染症対策や公衆衛生との出合いに至る背景には,自分探しに明け暮れた"彷徨の青春時代"と"自己との格闘の日々"がありました。 「悩む」ことは若者の特権とも語る氏が,感染症との闘いを経た今だから伝えたいメッセージ。自分を知り,自分の個性を確立するためにはどうすればよいのか。悩める医学生・研修医に贈ります。 渡邊 約20年間WHOに勤務されたなかで,最も印象的なことは何ですか。 尾身 いろいろな経験をしましたが,あえて挙げるとすればアジアにおけるポリオの根絶とSARS対策の2つです。 1990年にW

    悩み,失敗して“個性”を獲得する医師の道を歩んでほしい | 2011年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
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    diet55 2020/05/12
    「WHOアジア地域における小児麻痺(ポリオ)の根絶を達成し,2003年のSARS対策では陣頭指揮をとるなど,世界の保健医療の発展に貢献してきた尾身茂氏」
  • 尊厳死とアドバンス・ケア・プランニングをめぐるフランスでの国民的論争から(奥田七峰子,森田達也) | 2019年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

     【寄稿】 尊厳死とアドバンス・ケア・プランニングをめぐるフランスでの国民的論争から 奥田 七峰子(日医師会総合政策研究機構フランス駐在研究員/医療通訳) 2019年5月13日,仏国ランス大学病院に入院中のヴァンサン・ランベール氏(42歳)の医師団は,氏への延命治療(水分と栄養)の中止と「深い鎮静」の開始を発表した。 2008年の交通事故から十年以上植物状態ではありながらも脳死ではなく,目も開き反応もある氏に対する延命治療継続を求める両親側と,治療の中止を求める側の間で法定内外で争いが続けられてきた。 実は,この十年の間に,既に2回延命治療停止が法廷で決定されている(行政裁判の最高裁に当たる国務院,欧州人権裁判所)。この決定を不服としたランベール氏の両親とその支援団体は,国連障害者人権擁護委員会に提訴。国連による仏国への介入に最後の望みを託した。 国連の決定を待たず開始された,冒頭で

    尊厳死とアドバンス・ケア・プランニングをめぐるフランスでの国民的論争から(奥田七峰子,森田達也) | 2019年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
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    diet55 2019/07/29
    「尊厳死とアドバンス・ケア・プランニングをめぐるフランスでの国民的論争から 奥田 七峰子」
  • 精神医学研究の発展(加藤忠史,高橋英彦,林朗子,北中淳子) | 2019年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    加藤 忠史氏(理化学研究所脳神経科学研究センター精神疾患動態研究チームチームリーダー)=司会 高橋 英彦氏(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科精神行動医科学分野主任教授) 林 朗子氏(群馬大学生体調節研究所脳病態制御分野教授) 北中 淳子氏(慶應義塾大学文学部人間科学専攻教授) 医学の進展は,基礎となる生物学研究での疾患の機序解明や治療法開発によって支えられ,その成果が日々の診療へと還元されてきた。精神医学領域においては,バイオマーカーはいまだ確立されておらず,バイオマーカーが特定された場合には他科で診療することも増えるため,精神科日常診療と基礎研究のベンチの間には大きなギャップが存在する。このギャップを埋めていくには,一体どうすればよいのだろうか。基礎研究に取り組む精神科医の加藤氏,高橋氏,林氏の三氏と,精神科の在り方を研究する北中氏との座談会によって,今後の精神医学研究の在り方を検

    精神医学研究の発展(加藤忠史,高橋英彦,林朗子,北中淳子) | 2019年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
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    diet55 2019/06/18
    「基礎研究に取り組む精神科医の加藤 忠史氏,高橋 英彦氏,林 朗子氏の三氏と,精神科の在り方を研究する北中 淳子氏との座談会によって,今後の精神医学研究の在り方を検討する。」
  • 医学書院/週刊医学界新聞(第3275号 2018年06月04日)|栄養疫学者の視点から[第15話]お米にまつわる疫学の一端

     栄養疫学者の視点から 栄養に関する研究の質は玉石混交。情報の渦に巻き込まれないために,栄養疫学を専門とする著者が「と健康の関係」を考察します。 [第15話]お米にまつわる疫学の一端 今村 文昭(英国ケンブリッジ大学 MRC(Medical Research Council)疫学ユニット) (前回よりつづく) 今回は,老若男女,人が二,三人集まればとかく話題になりがちな「低糖・低炭水化物」について考えたいと思います。私個人としては,非感染性疾患の予防には物繊維の摂取を多くしつつ,エネルギー源となる炭水化物の摂取を少なくすべきと考えています。私自身の論文を含め(PLoS Med. 2016[PMID:27434027]),さまざまな研究や多くの国・学会による推奨でもそれを支持しているからです。 こうした栄養成分に関するエビデンスの応用には,地域や文化ごとの品への「翻訳」が欠かせ

    医学書院/週刊医学界新聞(第3275号 2018年06月04日)|栄養疫学者の視点から[第15話]お米にまつわる疫学の一端
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    diet55 2018/10/25
    栄養疫学者の視点から[第15話]お米にまつわる疫学の一端 今村 文昭|医学書院/週刊医学界新聞(第3275号 2018年06月04日)
  • 栄養疫学という科学(今村文昭) | 2017年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

     栄養疫学者の視点から 栄養に関する研究の質は玉石混交。情報の渦に巻き込まれないために,栄養疫学を専門とする著者が「と健康の関係」を考察します。 [第1話]栄養疫学という科学 今村 文昭(英国ケンブリッジ大学 MRC(Medical Research Council) 疫学ユニット) こんにちは。私は英国ケンブリッジ大MRC(Medical Research Council)疫学ユニットに所属している栄養疫学研究者です。 栄養疫学という学問はその名の示す通り,栄養学と疫学との学際領域に当たります。事の因子やそれに関連する生活習慣・環境が社会や個人の健康とどう関係しているのかということを研究し,臨床や予防政策に生かせる知見を生むことをめざしています。 昨今,この分野も時流に乗って急速に発展を遂げ,論文の数や新聞,ウェブサイトの記事など情報量は増える一方です。しかしその研究の質はまさしく

    栄養疫学という科学(今村文昭) | 2017年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
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    diet55 2018/10/22
    「オリジナルの仮説やデータがなくても,実質的に誰でも論文を書くことができます。皆さんの周りにメタ解析だけしている人はいませんか?」 栄養疫学者の視点から[第1話]栄養疫学という科学 今村文昭
  • 不安障害を上手に診ていくために(松永寿人,塩入俊樹,朝倉聡) | 2016年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    米国のデータ1)では,うつ病の生涯有病率が約17%であるのに対し,不安障害の生涯有病率は20%を超えているという。しかしながら不安障害はその診断の難しさが指摘されており,見逃さず,きちんと治療を行っていくことは臨床的にも非常に重要な課題と言える。 そこで紙では,不安障害を専門とする3氏による鼎談を企画。各専門分野の立場から,不安障害をいかに診ていくべきかお話しいただいた。 改訂によりDSM-5の有用性はますます高いものに 塩入 2013年にDSM-5が発表され,不安障害群でもいくつかの変更がなされました。主な変更点としては,不安障害群の中から「強迫性障害(OCD)」「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」「急性ストレス障害(ASD)」が外れ,「強迫症および関連症群」「心的外傷およびストレス因関連障害群」という独立した群になったこと,「分離不安症」「選択性緘黙」が新たに不安障害群のカテゴリー

    不安障害を上手に診ていくために(松永寿人,塩入俊樹,朝倉聡) | 2016年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
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    diet55 2018/01/15
    「薬物療法とCBTを用いて,真の意味でのリカバリーをめざす」「寛解ではなく,“克服”することが大事」 / 週刊医学界新聞 【鼎談】 不安障害を上手に診ていくために
  • 「ちょっと盛られた」臨床試験の気付き方 臨床試験にかかわるすべての関係者へ

     【寄稿】 「ちょっと盛られた」臨床試験の気付き方 臨床試験にかかわるすべての関係者へ 奥村 泰之(医療経済研究・社会保険福祉協会 医療経済研究機構研究部 主任研究員) ランダム化比較試験のエビデンスの質は,最高峰と考えられている。しかし,私たちが臨床試験の研究成果を読むとき,たとえ有名な学術誌に掲載されている場合であっても,その研究成果の主張をうのみにするべきではない。なぜなら,研究者の期待に添わない否定的な研究成果が得られた試験の50%は,肯定的な研究成果が得られたかのように,アブストラクトの結論部を「盛って」報告しているからである1)。 「研究成果の解釈をゆがめ,読者を欺く執筆術」は粉飾(spin)と呼ばれる1~3)。ここで,粉飾とは,①主要評価項目に関して統計的有意性が得られなかった場合に,実験的治療法の有益性を強調する報告戦略,あるいは,②主要評価項目から読者の注意をそらす報告

    「ちょっと盛られた」臨床試験の気付き方 臨床試験にかかわるすべての関係者へ
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    diet55 2017/10/30
    「ランダム化比較試験のエビデンスの質は,最高峰と考えられている。しかし,私たちが臨床試験の研究成果を読むとき,たとえ有名な学術誌に掲載されている場合であっても,その研究成果の主張をうのみにするべきでは
  • MEDICAL LIBRARY 書評・新刊案内 | 2017年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

     Medical Library 書評・新刊案内 こころの病を診るということ 私の伝えたい精神科診療の基 青木 省三 著 《評 者》加藤 忠史(理化学研究所精神疾患動態研究チーム シニア・チームリーダー) 著者の診療に陪席したような味わいのある一冊 評者が研修医だった頃,精神科診療の基は『精神科診断面接のコツ』(神田橋條治,岩崎学術出版社)や『予診・初診・初期治療』(笠原嘉,診療新社),『精神療法の実際』(成田善弘編著,新興医学出版社)などので勉強した。その後,精神疾患啓発が進んで受診のハードルが低下したこと,事例化が早くなったこと,統合失調症の軽症化などの変化に加え,発達障害の考え方など精神医学自体も変化してきた。上記の名著が伝える精神科診療の基に変化はないが,現代の研修医が基を学ぶのに適したとは何だろうか。 まさにその答えがこのである。タイトルは系統的な原則論との印象だ

    MEDICAL LIBRARY 書評・新刊案内 | 2017年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
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    diet55 2017/06/05
    『こころの病を診るということ 私の伝えたい精神科診療の基本』 《評 者》加藤 忠史 / 医学書院/週刊医学界新聞(第3226号 2017年06月05日)
  • DSM-5と精神医学的診察についての私見(ジェイムズ・モリソン) | 2016年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    ジェイムズ・モリソン(米国オレゴン健康科学大学 精神科客員教授) 今回,DSM-5が生まれた米国において,DSM-5がどのように受け入れられてきたかについて書いてほしいという依頼を受けた。これはまさに私が長年考え続けてきたことなので,もちろん喜んで書こうと思う。しかしこのテーマについて書くには,精神疾患一般についても解説しなければならない。というのも,DSM-5は,診断・治療を受けるために私たちの下に受診してくる患者が呈する“精神障害”について取り上げているからである。担当する患者を真に支援するために,私たちはDSM-5の使い方について熟知しておく必要がある。なお,DSM-5を診断のバイブルと呼ぶ者もいるが,決してバイブルなどではない。 そもそも「異常」とは何か 精神障害はさまざまな定義が可能であるが,異常を障害とみなす一般的な定義は残念ながら正確でもなければ完全でもない。これは「異常」を

    DSM-5と精神医学的診察についての私見(ジェイムズ・モリソン) | 2016年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
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    diet55 2016/06/06
    医学書院/週刊医学界新聞(第3177号 2016年06月06日) 〔寄稿〕DSM-5と精神医学的診察についての私見(ジェイムズ・モリソン)
  • 私を変えた,患者さんの「あのひと言」(松本俊彦,村井俊哉,内山登紀夫,野村総一郎,糸川昌成,加藤忠史) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    精神科臨床において,医師の発する言葉が患者さんの回復に重要な役割を果たすことは,論をまちません。一方で,患者さんからの何気ない「ひと言」が,臨床実践や研究に貴重な気付きをもたらしたり,精神科医としての働き方を問い直すきっかけになった,そんな経験はないでしょうか。 文豪,吉川英治は“我以外皆我師”を座右銘に「接する人全てから学ぶことがある」と説きました。それになぞらえ,企画では精神科医の方々に「今も心に残る患者さんの“ひと言”」と「そこから得た学び・気付き」をご寄稿いただきました。 松 俊彦(国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 薬物依存研究部室長/自殺予防総合対策センター副センター長) 「やめ方を教えてほしいんだよ」 私が薬物依存症患者とかかわるようになったのは,医者になって5年目のときであった。大学医局で繰り広げられた,依存症専門病院への医局員派遣をめぐる,美しくない譲り合

    私を変えた,患者さんの「あのひと言」(松本俊彦,村井俊哉,内山登紀夫,野村総一郎,糸川昌成,加藤忠史) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
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    diet55 2014/10/27
    医学書院/週刊医学界新聞(第3098号 2014年10月27日) 【精神科寄稿特集】私を変えた,患者さんの「あのひと言」 松本俊彦先生/村井俊哉先生/内山登紀夫先生/野村総一郎先生/糸川昌成先生/加藤忠史先生
  • MEDICAL LIBRARY 書評・新刊案内 | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

     Medical Library 書評・新刊案内 《精神科臨床エキスパート》 抑うつの鑑別を究める 野村 総一郎,中村 純,青木 省三,朝田 隆,水野 雅文 シリーズ編集 野村 総一郎 編 《評 者》渡邊 衡一郎(杏林大教授・精神神経科学) 苦労した症例から学ぶ「抑うつ」診断・治療のコツ 今から10年前,「抑うつ」は治療が簡単な病態とみなされていた。当時,治療の主流となっていた選択的セロトニン再取込み阻害薬(SSRI)はQOLに悪影響を及ぼすような副作用が少なく,抑うつ症状だけでなく,さらには不安にもその効果のスペクトラムが広がったためである。しかし昨今,「抑うつ」との主訴ながら治療者が難渋する例をよく目にする。抗うつ薬治療が時として負の転帰をもたらす病態があることもわかってきたし,双極性障害への関心も高まってきた。そのような中で今回のズバリ「鑑別を究める」と題された書を,一気に読んだ

    MEDICAL LIBRARY 書評・新刊案内 | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
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    diet55 2014/10/27
    医学書院/週刊医学界新聞 《精神科臨床エキスパート》『抑うつの鑑別を究める』 野村 総一郎 編 主訴は「抑うつ」でも双極性障害、統合失調症や発達障害,パーソナリティ障害,身体疾患,児童思春期の疾患から高齢者
  • 医療機関と就労支援機関の協働で,精神障害者の就労を支える(前原和明) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    前原 和明(障害者職業総合センター) 精神障害者の雇用が推進されている わが国では「障害者の雇用の促進等に関する法律」にて障害者雇用が推進されている。特に近年,精神障害者の就業促進の機運は高まり,2006年に精神障害者雇用率の算定が開始されてから,求職登録および就職件数は大幅に増加している。13年4月からは企業に対する障害者の雇用義務割合である法定雇用率は1.8%から2.0%へと引き上げられており,18年には精神障害者の雇用義務化と法定雇用率のさらなる引き上げが予定されている。 就労は回復のきっかけになり得るものだが,逆に体調を崩すきっかけにもなり得る。そのため,就労支援機関は,自分たちが行う就労支援によって生じる,医療的なケアへの正負の影響を常々気にかけている。こうした中,医療機関から得られる指導・助言は心強く,自信を持って就労支援に臨むことにもつながる。そういう意味では精神障害者の就労

    医療機関と就労支援機関の協働で,精神障害者の就労を支える(前原和明) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
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    diet55 2014/07/28
    こういう施設を使った方が就労は楽。まだそんなに使っている人は多くない。 QT @ssk_sinjuku: 週刊医学界新聞〔視点〕医療機関と就労支援機関の協働で,精神障害者の就労を支える(前原和明)
  • “開かれた対話”がもたらす回復(斎藤環) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    【寄稿】 “開かれた対話”がもたらす回復 フィンランド発,統合失調症患者への介入手法「オープンダイアローグ」とは 斎藤 環(筑波大学医学医療系保健医療学域 社会精神保健学教授) 薬物治療を行わなくても,めざましい成果が オープンダイアローグ(開かれた対話)とは,統合失調症患者への治療的介入の一手法である。北極圏に程近い,フィンランド・西ラップランド地方にあるケロプダス病院のスタッフたちを中心に,1980年代から開発と実践が続けられてきた。現在,この手法が国際的な注目を集めている。その主たる理由は,薬物治療を行わずに,極めて良好な治療成績を上げてきた実績があるからだ。 どれほど手の込んだ治療法かと身構えたくなるが,その手法は拍子抜けするほどシンプルである。発症直後の急性期,依頼があってから24時間以内に「専門家チーム」が結成され,クライアントの自宅に出向く。人や家族,その他関係者が車座にな

    “開かれた対話”がもたらす回復(斎藤環) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
    diet55
    diet55 2014/07/02
    週刊医学界新聞〔寄稿〕“開かれた対話”がもたらす回復 フィンランド発,統合失調症患者への介入手法「オープン・ダイアローグ」とは(斎藤環) 「薬物療法に依存しないコミュニティケア」
  • MEDICAL LIBRARY 書評・新刊案内 | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    Medical Library 書評・新刊案内 こころを診る技術 精神科面接と初診時対応の基 宮岡 等 著 《評 者》野村 俊明(日医大教授・心理学) 適切な面接なしに適切な精神科治療はありえない 書はかねてから精神医療の在り方について積極的に辛口のコメントをしていることで知られる宮岡等氏が,おそらくは現代の精神医療への危機感から執筆した著作である。 患者数の急増,対応すべき領域の拡大,さらに書類や会議の増加などにより,精神科医は以前に比べずいぶん忙しくなったと言われる。とりわけ外来診療は時間に追われており,精神科医は限られた時間の中で適切に診断し,患者を支持して力付け,時に応じて心理教育を行う必要がある。つまり今日の精神科医には,精神科面接の力がこれまで以上に求められているのである。しかしながら指導する側もまた多忙でゆとりがないためもあって,精神科面接の修練は個人任せになりがちである

    MEDICAL LIBRARY 書評・新刊案内 | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
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    diet55 2014/07/02
    「薬物療法全盛の精神医療において精神科医の面接能力,ひいては臨床能力が低下しつつあるのではないかという問題意識」「意識的に精神科面接あるいは精神療法の修練をしていかないと「薬を処方するしか能のない精神
  • 今,求められているのは“名人芸”ではなく,誰もが当たり前にできる,基本的な面接技術(宮岡等) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    【interview】 今,求められているのは“名人芸”ではなく, 誰もが当たり前にできる,基的な面接技術 宮岡 等氏(北里大学医学部精神科学主任教授 )に聞く 精神科の面接というと,これまでは“その道の達人がコツを語る”ような取り上げられ方か,あるいは専門的な精神療法にスポットが当たることが多かった。しかしこのほど,『こころを診る技術――精神科面接と初診時対応の基』を上梓した宮岡等氏は,自身の教育・臨床経験から,“名人芸”でもなく,高度な専門技法でもない「当たり前の面接」をまずは学ぶべきと語る。精神科における当たり前の面接とはどのようなものか,初診ではどんなことを心掛けるべきか,宮岡氏に聞いた。 “当たり前”の面接から学ぶべき ――「面接」をテーマにしようと思われたのはどうしてですか。 宮岡 精神科において,最近ことに面接がおろそかにされていると感じるのです。大学でも面接を教えられる

    今,求められているのは“名人芸”ではなく,誰もが当たり前にできる,基本的な面接技術(宮岡等) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
    diet55
    diet55 2014/07/01
    「面接を教えられる指導者が減っていて,薬物療法の教育がメインになっている。実はそのことが,昨今問題化している精神科の多剤大量処方の背景にもあるのではないか,と考えています。」
  • DSMⅢ~DSMⅤの流れ 週刊医学界新聞(第3082号 2014年06月30日)

    【鼎談】 DSMと精神科臨床 DSM-IIIがもたらしたもの,DSM-5がめざすもの 高橋 三郎氏(埼玉江南病院長) 大野 裕氏(国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター長) 染矢 俊幸氏(新潟大学大学院医歯学総合研究科 教授・精神医学)=司会 米国精神医学会(APA)による「精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM)」が19年ぶりに全面改訂され,2013年5月,DSM-5として公開された。もともとは精神疾患の統計調査のため「疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD)」の改訂に対応する形で出版されてきた DSMだが,ICD-9(76年)に続いて出版されたDSM-III(80年)にて明記された診断カテゴリー分類と操作的診断基準が,急速に世界の精神科臨床に浸透。82年には日語版も訳出され,邦の精神医学領域に大きなインパクトをもたらし,今や診断のスタンダードとして用いられるように

    DSMⅢ~DSMⅤの流れ 週刊医学界新聞(第3082号 2014年06月30日)
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    diet55 2014/06/30
    「“バイブル”化への懸念」「DSMに示した疾患の「型」が全てであるように受け取られ,ほかの部分がそぎ落とされてしまった。患者個人に寄り添い,患者の置かれた状況を考慮しながら最適解を見つけていく,というプロ
  • 坂口恭平 躁鬱日記 | 書籍詳細 | 書籍 | 医学書院

    ●『シリーズ ケアをひらく』が第73回毎日出版文化賞(企画部門)受賞! 第73回毎日出版文化賞(主催:毎日新聞社)が2019年11月3日に発表となり、『シリーズ ケアをひらく』が「企画部門」に選出されました。同賞は1947年に創設され、毎年優れた著作物や出版活動を顕彰するもので、「文学・芸術部門」「人文・社会部門」「自然科学部門」「企画部門」の4部門ごとに選出されます。同賞の詳細情報はこちら(毎日新聞社ウェブサイトへ)。 ●動画配信中! 書発売記念 サイン会&ゲリラライブ!(2013年12月12日 新宿紀伊國屋書店前) (あとがきより) の花とクレオール 僕の躁の波は当然ながら今もたびたび揺れ動き、突如閃光が走ったように直感が下りてきては韋駄天〈いだてん〉のごとく世界を飛び回り、そうかと思ってフーがヒヤヒヤしはじめると、知らぬ間に穴熊のごとく六畳間の自宅書斎に引きこもり、絶望の唸りを

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    diet55 2013/12/11
  • 男性看護師ならでは,ゆえに,だからこそ(秋山智弥,宮子あずさ) | 2013年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    【特集】 男性看護師ならでは,ゆえに,だからこそ 巻頭対談――男性看護師の語りを求めて 秋山 智弥氏(京都大学医学部附属病院 看護部長) 宮子 あずさ氏(看護師/著述業) 増えつつある男性看護師。厚労省「平成24年度衛生行政報告例」によれば,就業している男性看護師数は6万3321人と,10年ほど前と比較して2倍以上の人数となりました(下表)。しかしながら,就業している全看護師数101万5744人に占める割合は6.2%にすぎず,医療現場において,男性看護師がマイノリティである状況は変わっていないようです。 女性が多数を占める看護の世界。男性看護師はどのような思いを持って,日々の看護に臨んでいるのでしょうか。特集では,男性看護師ならでは,ゆえに,だからこその看護に迫ります。 宮子 私,男性看護師ウォッチャーなんです。現在,私が勤務する精神科単科病院の看護師は3割程度が男性で,所属している訪問

    男性看護師ならでは,ゆえに,だからこそ(秋山智弥,宮子あずさ) | 2013年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
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    diet55 2013/11/19
    私が入院した時も、病棟に1~2人いらっしゃいました。別に男女の違和感はなかったです。 医学書院/週刊医学界新聞(第3052号 2013年11月18日) 男性看護師ならでは,ゆえに,だからこそ