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医学書院/週刊医学界新聞(第3275号 2018年06月04日)|栄養疫学者の視点から[第15話]お米にまつわる疫学の一端
栄養疫学者の視点から 栄養に関する研究の質は玉石混交。情報の渦に巻き込まれないために,栄養疫学を... 栄養疫学者の視点から 栄養に関する研究の質は玉石混交。情報の渦に巻き込まれないために,栄養疫学を専門とする著者が「食と健康の関係」を考察します。 [第15話]お米にまつわる疫学の一端 今村 文昭(英国ケンブリッジ大学 MRC(Medical Research Council)疫学ユニット) (前回よりつづく) 今回は,老若男女,人が二,三人集まればとかく話題になりがちな「低糖食・低炭水化物食」について考えたいと思います。私個人としては,非感染性疾患の予防には食物繊維の摂取を多くしつつ,エネルギー源となる炭水化物の摂取を少なくすべきと考えています。私自身の論文を含め(PLoS Med. 2016[PMID:27434027]),さまざまな研究や多くの国・学会による推奨でもそれを支持しているからです。 こうした栄養成分に関するエビデンスの応用には,地域や食文化ごとの食品への「翻訳」が欠かせ
2020/06/25 リンク