KDDIは11月16日、国内で初めてデジタルラジオに対応した携帯電話「W44S」を発表した(11月16日の記事参照)。FMラジオを搭載した機種はこれまでにも多数登場しているほか、NTTドコモの「RADIDEN」のようにFMラジオに加えてAMラジオの受信に対応した機種などもあったが、デジタルラジオへの対応は携帯電話としては本機が初めてだ。 3セグメントのデジタルラジオは、従来のFMラジオと比べて格段に情報量が増えており、音声だけでなく映像やデータなども放送できる、さまざまな可能性を秘めた放送サービスとして注目を集めている。従来なかったサービスであり、ある意味ワンセグを超える部分もあるだけに、KDDIもエフエム東京も、力のこもった説明を行った。 新たなラジオ放送の楽しみ方を提案できるのではないか──KDDI小野寺氏 KDDIの小野寺正社長兼会長は、FMラジオが受信できる「EZ・FM」サービスに