まあ,僕も知らないことは沢山あるよ(^^;). 問題は「知らないこと」を知っているかどうか,「知らないこと」を克服する姿勢があるかどうかなんであって,ひとより何かを知っていることは,それだけでは自慢にはならないですよ. それで,テクニックとメカニックは違うんだよね.ただ指が廻るだけなら,それはメカニックに過ぎないわけで,そんなメカニックを沢山知っていても,へのツッパリになるかどうかも定かじゃないわけですよ.必要なのは「ちょうどのときに,ちょうどのキーを押す」(ヴィルヘルム・ケンプ)ことのできるテクニック.テクニックは,単にメカニックを知っているだけでは養えない.指がどれだけ廻っても,指やキーに,そして奏でられる音に自らの意思を載せることが出来なければ,それはテクニックじゃない.「歌いたい」という気持ちを載せることが出来なければ,単に「指がよく廻る」で終わってしまう.それじゃつまらないでしょ