通常フォトグラファーは「ブレていない」写真を仕上げるために苦労する。しかしフレームレートが低い動画では、速い動きの被写体の場合、左画像のようにブレている方が滑らかに見える。右のように静止した画像の連続だと、被写体がちょっと速い動きをすると「パラパラ漫画」になってしまうのだ。「速い動きはシャッターを速くしない」(むしろ被写体の動きが遅い時は、シャッターが速くても違和感がない)というスチルとは逆の考え方となる。 一眼レフでムービー撮影をする場合、撮影フレームレートを設定すると「使用できるシャッタースピードの下限」が決まります。たとえば30fpsなら1/30秒より遅いシャッターは選択できません(これはちょっと考えると当然のことですね)。 逆にシャッターを速くする分には制限がなく、カメラのスペックに応じ、いくらでも速いシャッタースピードで撮影することが可能です。しかし30fpsといった低いフレーム