絵、写真、映画、アニメ、広告、ポスター、地図、ビデオゲーム、デザイン……。画像[picture]ないし画像的[pictorial]なものは、生活のいたるところにある。 本記事は、近年ますます盛り上がりを見せている「描写の哲学[philosophy of depiction]」についてのまとめです。 そもそも画像はなんなのか、なにをしているのか、なにがそんなに面白いのか。 「描写の哲学」とは、画像にまつわるあれこれを紐解こうとする、哲学・美学分野です。 今回はビギナーズガイドということで、哲学・美学が専門でない人にも①どんなトピックが争われていて、②どの論者がなにを主張しているのか、なんとなく分かっていただける内容を目指しています。 「描写の哲学」の紹介は割に進んでいて、日本語で読める文献も少なくない。よって、本記事はまとめのまとめ、サーベイのサーベイとしても使える。もっと踏み込んだ内容が知
鏡の中では左右が反対に見えます。これが 「鏡映反転」 です。古来、多くの人たちが、「鏡に映ると、上下は反対にならないのに、左右が反対になるのは何故だろう?」 と首をかしげてきました。 2千数百年前、プラトンが対話編 『ティマイオス』 の中で、この鏡映反転の説明を試みています。プラトンは視覚について間違った理解をしていたので、鏡映反転の説明も間違っているのですが、この問題が紀元前から人びとの興味を惹いてきたということがわかります。 その後、多くの人びとが鏡映反転の説明を試みてきました。誰もが知っている身近な現象ですし、「左右が反対になる」 というだけの単純な現象にみえるので、ちょっと考えてみれば誰にでもすぐに答がわかりそうな気がします。ところが、数多くの哲学者、数学者、心理学者、それにノーベル賞を受賞した物理学者までが論じてきたにもかかわらず、鏡映反転が起きる理由については、未だに定説がない
この記事はデータ活用 Advent Calendar 2018 - 16日目の記事です。 ダッシュボードに関する登壇をしたところ「自社でも地図データを活用したい」と相談いただいたのでTipsを共有します。 もくじ もくじ はじめに この記事のゴール 解決したい課題 実行方針 完成イメージ 注意点 作業手順 1: リーガルチェック 2: データの準備(独自データ:アクセスログ) 3: データの準備(公開データ:ジオコーディング用の変換テーブル) 4: データの準備(公開データ:都道府県マスタ) 5: SQLを書く 6: DataStudioでデータを読み込む 7: DataStudioで地図を描く おわりに はじめに この記事のゴール WEBメディア訪問者のIPアドレスを元に、エリア別のPV数を可視化します。 (データが整備されていたら&リーガルチェックがOKなら&情シス部門に権限を縛られて
わたくしといふ現象は 仮定された有機交流電燈の ひとつの青い照明です (あらゆる透明な幽霊の複合体) 風景やみんなといつしよに せはしくせはしく明滅しながら いかにもたしかにともりつづける 因果交流電燈の ひとつの青い照明です (ひかりはたもち その電燈は失はれ) これらは二十二箇月の 過去とかんずる方角から 紙と鉱質インクをつらね (すべてわたくしと明滅し みんなが同時に感ずるもの) ここまでたもちつゞけられた かげとひかりのひとくさりづつ そのとほりの心象スケツチです これらについて人や銀河や修羅や海胆は 宇宙塵をたべ または空気や塩水を呼吸しながら それぞれ新鮮な本体論もかんがへませうが それらも畢竟こゝろのひとつの風物です たゞたしかに記録されたこれらのけしきは 記録されたそのとほりのこのけしきで それが虚無ならば虚無自身がこのとほりで ある程度まではみんなに共通いたします (すべ
1.コーディングインタビューとは何か コーディングインタビュー(Coding Interview、またはProgramming Interview)とは、1時間ほどの制限時間内に小さなプログラミング問題を解かせる面接形式のことをいう。プログラマー、またはデータサイエンティストなどの採用試験として、米国を含むいくつかの国で用いられている。「物理的なホワイトボード上にプログラムを書く」という形式で実施されることが多い。「オンライン上の共有エディタで書く」といった形式のこともある。Googleなどは自社のYoutubeチャンネル動画でも説明している。 出題される問題としては、例えば、「複数の数字numbersと整数kが与えられたとき、合計がkとなる数字の組を1つ出力せよ」といったものがある。この問題は有名なので通称が付いており、Two Sumと呼ばれる。 Two Sumの一例。与えられた数値の並
未組立プラモ写真家。稀に組む。山登る。からぱたへのお問い合わせ、文章・写真・DJ・飲酒のオファーはTwitter @kalapattar からどうぞ
主宰者のご紹介 「アート・ロー(Art Law)」を業務分野として掲げる日本で数少ない弁護士のひとり。 ニューヨーク留学中はロースクールで知的財産法修士課程を修了するとともに、 クリスティーズ・エデュケーション・ニューヨークのアート・ビジネス・コースも修了しております。 また、アート関連案件を多く手掛け、Art+Auction誌のPowerリスト100にも選出されたダンジガー兄弟の率いる ダンジガー・ダンジガー・ムーロー法律事務所でのインターンも経験し、Art Lawの知見を深めました。 日本に帰国後「Art Lawを日本へ」をテーマに掲げ、ウェブサイト「ART LAW WORLD」を主宰して情報発信を続けております。 ウェブ版美術手帖で「シリーズ:アートと法/Art Law」、「アートと法の基礎知識」を担当。 少しずつコレクションもしております。 経歴 2005年3月 慶応義塾大学法学
合法と違法の線引はどこに? 現代美術のアプロプリエーション現代美術の手法のひとつ「アプロプリエーション」は、過去の他者の作品の一部または全部を自身の作品に取り込むものとして、様々なアーティストたちが実践してきた。しかしアプロプリエーションをめぐっては裁判沙汰に発展するケースもある。そこで今回は過去の判例を紹介し、時代とともに変わるアプロプリエーションの受容のされ方を紐解く。 文=木村剛大 アンディ・ウォーホル 花 1964 出典=クリスティーズ・ウェブサイト (https://www.christies.com/lotfinder/Lot/andy-warhol-1928-1987-flowers-6141800-details.aspx) 1964年11月にニューヨークのレオ・キャステリ・ギャラリーで発表されたアンディ・ウォーホルの「花」シリーズ。コレクターの間で大人気となり1000点近
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