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ブックマーク / artscape.jp (117)

  • ZINE『岡山芸術ごっこ』:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

    発起人:菊村詩織 発行日:2022/11/01 コンビニエンスストアに行って、マルチコピー機のパネルで「プリントサービス」を選択した後、「ネットワークプリント」をタップ。ツイート(こちら)に書かれたユーザー番号を入力する。モノクロだと260円。2023年1月3日の18時頃までローソン、ファミマ、ポプラ系列で印刷できるようになっていたZINEが1枚ずつ印刷される★1。『岡山芸術ごっこ』である。稿は脱線気味だがZINEを読んだ所感であり、共感と応答する気持ちから綴ったものだ。 1. ZINEを読んだ 「岡山芸術交流 2022 僕らは同じ空のもと夢をみているのだろうか」(会期:2022年9月30日〜11月27日/以下、岡山芸術交流)の総合プロデューサーである石川康晴(公益財団法人石川文化振興財団理事長)は、2018年12月のストライプインターナショナルのCEO在籍時に、同社員やスタッフへのセク

    ZINE『岡山芸術ごっこ』:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape
  • 【上海】現代アートマップ2022:フォーカス|美術館・アート情報 artscape

    中国では都市の光景がどんどん変わっていく。雰囲気のいいカフェや美味しいレストランなどの情報の有効期限はせいぜい1、2年だし、人気のショッピングモールも流行り廃りが激しい。そのなかで、現代美術を見ることのできる場所も、──カフェやモールに比べれば安定しているとはいえ──やはり移り変わっていっている。こういった変化は、中国人の自他共に認める「新しいもの好き」な性格にもよるのだが、大きくは地方政府による積極的な都市開発の結果である。その意味で、この土地特有のエコシステムを示しているともいえるだろう。 この記事では、2022年12月時点での上海アートマップを記述してみようと思う。ガイドとしての機能も意識しつつ、この時代の様相を振り返るひとつの記録になることを企図する。 上海アートマップ 広域(2022年12月現在)[Google マップで筆者作成] 上海アートマップ 上図赤枠内の拡大(2022年1

    【上海】現代アートマップ2022:フォーカス|美術館・アート情報 artscape
  • 【カッセル】ドクメンタ15──インドネシアのコレクティブ、ルアンルパが欧州に放った光と影:フォーカス|美術館・アート情報 artscape

  • beuys on/off:自由国際大学 2.0 / Sounds of Eurasia オンライントーク、展覧会、サウンドパフォーマンス:2021年|美術館・アート情報 artscape

    2021年8月31日から9月5日の1週間、ゲーテ・インスティトゥート東京では「beuys on/off」の催し物をシリーズで行ないます(オンラインおよびゲーテ・インスティトゥート東京館内)。「beuys on/off」は、ヨーゼフ・ボイス生誕100周年を記念してゲーテ・インスティトゥート東京が主催する学際的なアートプロジェクトです。アーティスティック・ディレクターの高橋瑞木が国際的なアーティストやキュレーターを招待し、ボイスが扱った主要なテーマである「ユーラシア」「経済」「教育」「エコロジー」を今日の視点から再解釈します。 プログラム概要 学びほぐしのサマースクール(自由国際大学2.0[教育]) 自由国際大学2.0教育部門のリードアソシエイトであるアーティストのチェ・テユンと研究者のマ・ジョンヨン(馬定延)が、コーディネーターのシン・ジェミンの司会で、これまでの「学びほぐしのサマースクール

    beuys on/off:自由国際大学 2.0 / Sounds of Eurasia オンライントーク、展覧会、サウンドパフォーマンス:2021年|美術館・アート情報 artscape
  • 非力さを再考する:キュレーターズノート|美術館・アート情報 artscape

    アート&カルチャー情報サイト「Hyperallergic」が毎年行なっている「The 20 Most Powerless People in the Art World(アート界で最も非力な20人)」の2019年版★1に「障害のあるアーティストとアートファン」が選出された。このリストは、20人の存在を通して限られた既得権益が支配するアート界の構造を批判するものだが、ある意味、障害のある人たちの存在がアート界に関わるものとしてようやく認知され始めたことを表しているとも言えるだろう。障害のある人の表現を展示する、あるいは障害のある人と共に作品を鑑賞することにおいて、ハード面とソフト面の両方において課題があるとわたしは思う。いずれも従来の美術館や劇場という制度、そして作品における作家や鑑賞者の位置付けに挑戦するものである。しかし、障害の問題に限らず、人間を世界の中心に据える思考や行動を再考せざる

    非力さを再考する:キュレーターズノート|美術館・アート情報 artscape
  • 「透明性 実と虚」コーリン・ロウ、ロバート・スラツキー | 現代美術用語辞典ver.2.0

    「Artwords®(アートワード)」について これからのアートを読み解くために必須の用語として、artscapeが幅広い芸術・表現の分野から厳選した1,631語を収録。「現代美術用語辞典ver.2.0」を、これまでの「現代美術用語辞典ver1.0」と合わせて「Artwords®(アートワード)」という名称にいたしました。(掲載内容は1999年6月公開、2012年9月18日完全版リリースから、一部2014年、2020年に追加した情報です。現在の情報とは異なる場合があります。) 「Artwords®(アートワード)」について詳細

    「透明性 実と虚」コーリン・ロウ、ロバート・スラツキー | 現代美術用語辞典ver.2.0
  • アートワード – artscape

    「Artwords®(アートワード)」について これからのアートを読み解くために必須の用語として、artscapeが幅広い芸術・表現の分野から厳選した1,631語を収録。「現代美術用語辞典ver.2.0」を、これまでの「現代美術用語辞典ver1.0」と合わせて「Artwords®(アートワード)」という名称にいたしました。(掲載内容は1999年6月公開、2012年9月18日完全版リリースから、一部2014年、2020年に追加した情報です。現在の情報とは異なる場合があります。) 「Artwords®(アートワード)」について詳細

    アートワード – artscape
  • 収集活動と展覧会活動が次なる展覧会を生む──「インカ・ショニバレCBE:Flower Power」:キュレーターズノート|美術館・アート情報 artscape

    2019年3月21日、福岡市美術館は2年半の休館期間を経てようやくリニューアルオープンした。リニューアルオープンを記念する展覧会は「これがわたしたちのコレクション+インカ・ショニバレCBE:Flower Power」、大規模なコレクション展示と、英国を代表する国際的なアーティストであるインカ・ショニバレCBE(1962- )の国内初個展の2立てである。今回のキュレーターズノートでは、リニューアルオープンという大事業にあって十分に広報できているとはいえない、筆者が企画担当した後者の展覧会について紹介したい。 福岡市美術館とコレクション 前号のキュレーターズノートで広島市現代美術館の角奈緒子さんも述べておられたように、今春、全国の美術館でコレクションを紹介する展覧会が続々と開催されている。リニューアルや周年という機会に、美術館の「収集」「保存」「調査研究」「展示」という基機能に立ち返り、研

    収集活動と展覧会活動が次なる展覧会を生む──「インカ・ショニバレCBE:Flower Power」:キュレーターズノート|美術館・アート情報 artscape
  • 鈴木清 写真展 百の階梯、千の来歴:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

    会期:2010/10/29~2010/12/19 東京国立近代美術館[東京都] 鈴木清が亡くなったのは2000年3月。時の流れの速さに愕然とするのだが、没後10年にあたる今年に回顧展が、しかも東京国立近代美術館というベストの会場で実現したのは当によかった。「ようやく」という気がしないでもないが、逆に彼の仕事があらためて広く評価されるためには、10年という時間が必要だったともいえる。彼の過剰ともいえる写真集や写真展への執着、果敢な実験精神には、それくらいの期間がないと追いつけなかったということだ。 今回の展示は彼が生涯にわたり、惜しみなく精力を注いで刊行し続けた写真集(1冊を覗いては自費出版)に収録された写真を中心に構成されている。『流れの歌』(1972年)から『デュラスの領土』(1998年)に至る8冊の写真集は、イメージとテキストの混在、写真のくり返し、入れ子構造(写真集の中の小写真集)

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  • Rachel Whiteread:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

    会期:2018/09/16~2019/01/13 National Gallery of Art, Washington[アメリカ合衆国ワシントンD.C.] ワシントン訪問の際に、National Gallery of Artを訪れた。ターナー賞受賞経験もある現代彫刻家、レイチェル・ホワイトリードの回顧展が開催中だった。初期作品から、家具や扉、窓を型取りした彫刻の代表作品、ドローイングや写真などの平面作品、近年のサイトスペシフィックなパブリック・プロジェクトの記録までを辿る。2017年秋に始まったTate Britainを皮切りに、欧米各地を巡回している。日ではまとまって見る機会の少ない作品群をじっくりと鑑賞できた。 一部屋の内部空間そのものを石膏で型取りした《Ghost》 導入部に展示された「トルソ」シリーズの作品が、湯たんぽを石膏や樹脂で型取りし、「トルソ」と名付けることで人体に見立

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  • 今、アート購入に注目が集まるのはなぜ? その3──若手アーティストはマーケットをどう見ているのか:トピックス|美術館・アート情報 artscape

    これまで2回にわたって紹介してきたように、このところアートマーケットに対する一般からの関心が少しだけ高まり、政府や産業界からも注目を浴びつつある。ある意味で流動的なこの状況に対して、若手アーティストの中には受け身になるのではなく、アーティストが主導しながら状況に対峙しようという試みが出てきている。2018年夏には中崎透の監修による「スーパー ローカル マーケット」とカオス*ラウンジによる「現代美術ヤミ市」が開催された。そのうち後者について、作家活動をしながら地域芸術祭のキュレーションや作品売買のプラットフォーム作りにも携わるユミソンがレポートする。(編集部) 「現代美術ヤミ市」 最近、著名人が現代美術の作品を売買する話題が一般メディアを賑わすことが珍しくない。その程度まで、現代美術の売買への世間一般からの認知度があがっている。また様々なレベルのアートフェアの開催や、インターネット上で容易に

    今、アート購入に注目が集まるのはなぜ? その3──若手アーティストはマーケットをどう見ているのか:トピックス|美術館・アート情報 artscape
  • 深瀬昌久『MASAHISA FUKASE』:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

    発行所:赤々舎 発行日:2018/09/13 2012年に死去した深瀬昌久に対する注目度は、このところ国内外で高まりつつある。その理由の一つは、さまざまな事情で、彼の格的な回顧展や、初期から晩年までの作品を集成した写真集が実現してこなかったためだろう。断片的にしか作品を見ることができなかったことで、驚くべき執着力で自己と世界との関係のあり方を探求し続けてきたこの写真家が、いったい何者であり、どこへ向かおうとしていたのかという興味が、否応なしに強まってきているのだ。 今回、深瀬昌久アーカイブスのトモ・コスガが編集し、ヨーロッパ写真美術館のディレクター、サイモン・ベーカーが序文を執筆して刊行された『MASAHISA FUKASE』は、まさにその期待に応える出版物といえる。日語版は赤々舎から出版されるが、Editions Xavier Barralから英語版/仏語版も同時に刊行される。ただし

    深瀬昌久『MASAHISA FUKASE』:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape
  • ゴードン・マッタ=クラークに見る都市の現在と未来:フォーカス|美術館・アート情報 artscape

    ゴードン・マッタ=クラーク展を見ながら考えたのは、かつて東京でも起きていたであろう20世紀の都市の変化に、ニューヨークで対峙していた彼の実践と感覚を、どうやったら現代のこの場所に取り戻せるかであった。アートから見えてくる現在の都市と公共を一巡しつつ、マッタ=クラークの普遍性を考えてみたい。 地域アート、コミュニティアートとしての《フード》 展覧会場のキャプションの多くにめずらしく各作品の住所が書かれている。それらを地図にプロットしてみると、郊外の作品以外はだいたい4km四方のコンパクトな範囲に収まっていた★1。作品の制作が地域に根ざしていたと捉えていいだろう。マッタ=クラークがアーティストたちと運営していたレストランの《フード》はその中心に位置し、地域アートやコミュニティアートとして見るほうがしっくりくる。展示されている《フード》のドキュメント映像を注意深く見ていくと、コミュニティのなかで

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  • 拡張するKYOTOGRAPHIE──京都から発信する写真の力:フォーカス|美術館・アート情報 artscape

    インバウンドで賑わう日の都市の中で、古くから国際的にも名実ともにその魅力が知られる京都で、2013年から「京都国際写真祭 KYOTOGRAPHIE」が毎春に開かれている。近年、日各地の都市や地域で、大小のさまざまな芸術祭が開かれるようになったが、その中でも写真に特化した「KYOTOGRAPHIE」(以下、KG)は、日では数少ない格的な写真祭として、今年で6年目を迎えた。 誉田屋源兵衛 竹院の間 正面玄関 [撮影:吉川直哉] 今年の「KG」のテーマは「UP」。4月14日〜5月13日までの約一ヶ月、私たちが世界で直面する諸問題に対して、写真が持つポジティブな力を提供するというのが狙いである。写真とは、そもそも目の前に存在し、かつ光が当たったものしか撮れないメディアである。記録できるのは、いつも“今”で、過去も未来も直接的に描くことはできないものだ。だから、写真家は、いつも目撃者として、

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  • イメージを(ひっ)くりかえす──記録集『はな子のいる風景』:キュレーターズノート|美術館・アート情報 artscape

    はな子死亡15:04。01:27倒れる──。 2016年5月26日、1頭の象が69年の生涯を閉じた。 その日の飼育日誌は、時系列がひっくり返っていた。 “生まれてから死ぬまで”を逆再生させる、弔いの1冊を編もうと思った。 人と象の間を隔てる溝は、イメージをどのように働かせるのか。 記録集『はな子のいる風景』編者がみた、もうひとつの風景。 人をとおして象を見る、象をとおして人を見る 記録集『はな子のいる風景』表紙 ポスター展示『はな子のいる風景』(JR吉祥寺駅南北自由通路にて) 「昭和51年9月1日 象 欲元気共に変りなし。午前中一時お客をおどろかしていた。午後俄雨中プールに入り入浴する。」(撮影当日に記された飼育日誌から抜粋) 2016年5月、井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)で飼育されていた象の“はな子”が死んだ。戦後の日に最も早くやってきて、戦後の日で最も長く生きた象だった★1。

  • 【ニューヨーク】彫像のリアリズムと実像、幻想の狭間で──ドナテッロからジェフ・クーンズまで:フォーカス|美術館・アート情報 artscape

    メトロポリタン美術館の分館メット・ブロイヤーで開催されている彫刻展が、春シーズンの展覧会で、とりわけ注目を集めている。企画はメトロポリタン美術館のヨーロッパ彫刻・装飾部門と近代・現代美術部門の2部門によるコラボである。14世紀の大理石や木彫のものから、フィギュア、蝋人形、人体模型なども含む現代までの西洋美術における彫像作品を通して、歴史や理論、時間と空間、社会と文化を比較し、人体の立体表現を検証する構成だ。展示作品は900点の候補作品から約120点が選出された。 展では展覧会タイトルの、彫刻、色、ボディをキーワードに、テーマごとに異なる時代の作品を隣接させ、時空間を超えた思いがけないコンセプトが遭遇し、新しい解釈を引き出そうとしている。また、彫像における「色」の適用は重要な要素として捉えられている。色は皮膚や肉体を呼び覚まし、彫像に人種や文化、階級や性別を与えるのだ。さらに、人間の髪、骨

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  • 安村崇『1/1』:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

    発行所:オシリス 発行日:2017/12/15 安村崇の「1/1」のシリーズは、前に個展(MISAKO&ROSEN、2012)で見たことがある。その時は面白い試みだとは思ったが、あまりピンとこなかった。だが今回写真集として刊行された『1/1』を見て、その目に鮮やかに飛び込んでくる印象の強さに驚きを覚えた。おそらく、ギャラリーの展示が精彩を欠いていたのは、壁に並ぶ作品が一度に目に入ってくることと、作品以外の要素(ノイズ)が作用して、このシリーズの純粋性が損なわれてしまうからではないだろうか。しかし、写真集のページをめくって一点一点の作品を味わうことで、安村が4×5インチ判の大判カメラのファインダーを覗いて被写体と対面している視覚的体験を追認しているようにも感じられた。 安村が撮影しているのは「主に地方の公園や港、市民会館など公共の場」の壁、床面、屋根などであり、それらの表面の凹凸や色彩が、一

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  • アートワード – artscape

    「Artwords®(アートワード)」について これからのアートを読み解くために必須の用語として、artscapeが幅広い芸術・表現の分野から厳選した1,631語を収録。「現代美術用語辞典ver.2.0」を、これまでの「現代美術用語辞典ver1.0」と合わせて「Artwords®(アートワード)」という名称にいたしました。(掲載内容は1999年6月公開、2012年9月18日完全版リリースから、一部2014年、2020年に追加した情報です。現在の情報とは異なる場合があります。) 「Artwords®(アートワード)」について詳細

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  • イメージ主導で生まれるあたらしいオブジェクト──ポスト・インターネット以降のイメージの流通から考える:フォーカス|美術館・アート情報 artscape

    イメージ主導で生まれるあたらしいオブジェクト ──ポスト・インターネット以降のイメージの流通から考える 水野勝仁(インターフェイス研究)/高尾俊介(メディア研究) 2018年02月15日号 インターネットの存在は、すでに私たちの生活に欠かすことのできない社会インフラであると言える。こうした状況に立脚した作品が美術館に現われ始めた。これらの作品は、イメージとオブジェクトの関係をどのように更新するのだろうか。今日のイメージの流通のあり方を通して、インターフェイス研究の水野勝仁氏とメディア研究の高尾俊介氏が考える。 そもそも「ポスト・インターネット」とは 高尾俊介──ポスト・インターネット以降の「イメージの流通」とありますが、そもそもこれから語ろうとする「ポスト・インターネット」という言葉は何を意味するのでしょうか? 水野勝仁──「ポスト・インターネット」とは「オンラインとオフラインの区別がもは

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  • Unknown Sculpture #6 末永史尚「ジェネリック・オブジェクト」:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

    会期:2018/1/11~2018/1/28 ギャラリー21yo-j[東京都] 塀に使われるブロックが8個×2段で計16個、床に斜めに置かれている。そのいくつかにはバツ印や井桁、半円を山型に3つ重ねた青海波などの装飾が描かれている。タイトルの「ジェネリック・オブジェクト」から推測するに、これは最大公約数的なブロック塀か。四角い物体ならなんでも「絵画化」してしまう末永の新作だ(これは床置きなので「彫刻化」かもしれない)。壁には高さ5センチ、厚さ2センチほどの正方形や円形を組み合わせたような物体が突き出ている。が、展示している高さがそれぞれ異なり、色も赤や青などさまざま。これはなんだか見覚えがあるな……、この形、この大きさから察するにメジャー(巻尺)ではないか。ちょうど壁の高さを測っている状態にも見える。 ギャラリーの隅に目を転じると、ベージュと水色の四角い平らな箱がひとつずつ。これはなんだろ

    Unknown Sculpture #6 末永史尚「ジェネリック・オブジェクト」:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape