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ブックマーク / www.michioakita.jp (33)

  • ポーカーフェイス - Greenboard

  • 継続のデザイン - Greenboard

  • ことばのチカラ - Information

    家計簿アプリ「Zaim」を作られた方が、わたしの言葉 「機能を増やすには技術がいるが、機能を減らすには哲学がいる」を 引用してくださっています。 そうインタビューの中で語ってから12年が経過しました。 (最初にその言葉を発してから35年も昔の事ですが) ある方が、インタビュー中のその言葉を抜き出してタンブラーに掲載し てくれた訳ですが、今では6000近いリアクションがついています。 わたしはハードウェアつまり「製品のもつ過剰な便利さ」への警鐘的な ニュアンスでその言葉を使いましたが、ネット上で特に反応を示してい たのがウェブデザイナーをはじめとするソフト開発の担当者の人でした。 ハードは部品的制約や納期的制約等「明確に断れる」要素がありますが なにがどうなっているか「カタチ」として見えないソフトは、「要求が いくらでも通りそうな気になる」クライアントが多いのかもしれません。 「断る理由ずけ

  • 「普通」について - Information

    奈良を中心に活動されている山あつしさんとの対談の抜粋です。 (2011年) 《普通の話》 Q.山 「普通」という言葉についてふと思うことがあります。「あなた」と 「私」の「普通」はもちろん違うだろうし、「私」の中でも「昨日」 と「今日」、「明日」で「普通」は違うかもしれない。「普通」とは いわゆる幻想ではないかと思うのです。 秋田さんにとって「普通」とは何ですか? A.秋田 「普通」の例えとして適しているかはわかりませんが、先日「リクル ートスーツ」について『どうしてみんな同じ格好をして個性を主張し ないのか』という批判を読みました。 わたしはリクルートスーツを「没個性」と捉えるのは就職を求めてい る若者達の音を理解していないように思いました。 まずみんなは「賢い選択」として「合理的な結論」としてそのスーツ を選んでいます。なぜならリクルートスーツを着用すれば「賢そう」 に見えて「仕

  • AXIS - Information

  • 「ずれ」の考察 - Information

    「物事は誤解されながら理解されていくものだ」そう思うようになって いるのですが、おかげで理解されることに対して結構「気長」な人にな っています。 さらに言えば「デザインの重要性が世間に理解されるようになってもデ ザイナーの存在が理解される事とはイコールでもないだろう」というの がわたしの思うところでした。 どこまでいっても理解という言葉は簡単に手に入るものだとは思ってい ません。 その領域の専門家と世間一般の「ずれ」というのはデザインだけの事で もないでしょう。ゆえにデザイナーだけが「なげく」のも早計でしょう。 「一定量のずれは、そのずれ量を補正する道具があれば、ずれがないの と同様である」それがわたしの仮説です。 _________________________________ 今から40年近く前に会社員をしている時に、チューナーの回路設計をさ れている方から面白い話を聞きました。 『

  • チョイス - Information

  • 普段着のデザイン - Information

    オシャレかどうかは普段着にかかっているかと思う訳です。 「人の目が無くても」そうするという無意識の意識がどれぐらいにオシ ャレなのかにセンスがあると思うのです。 そういった意味ではセンスとはその人の「リファレンス(基準)」でも あります。 「自分の目」を「他人の目」に置き換えて物事を捉えられるかにかかっ ているようなものです。 話を広げるとそれは個人レベルの話ではなく、社会のレベルでも同じ事 だと思います。 思うに街も家も「みんなの注意が行きやすいところばかりをオシャレし ている」わけで、人の目の行き届かないどうでも良いところはほんとに どうでも良いまま「放置」されています。 例えば自動車で言えばスポーツカーや高級セダンは話題になりますが、 クルマのリファレンスはだれも気にもとめていない軽トラックが「かっ こよく」なる事であり、そうでないと全体のレベルは引き上がらないと 思う訳です。 実は

  • 「理解」について - Information

    「プロダクトデザインは世間から認知されていない」というのが、わた しがデザインをする際の大前提です。 仕事先に「デザインの理解度」を求めて、それに相応しくないと『デザ インを判ってないなあ。』なんて言いがちですが、わたしはそれが当た り前だと思っています。 まあそう「捉える」だけでデザイナーにある「もやもや」が結構晴れる かと思います。 デザインへの理解を深める為に様々なデザインの歴史やすぐれた製品を 「デザイナーになりたい人」は学んで来た訳ですが、それは逆にいえば 「デザインが当たり前であるという思い込みを育んで来た」事でもあり ます。 わたしの場合、工業高校ですでに「工業デザイン」を学びましたが、そ れはふつうの学生が同じ時に学んでいるだろう数学英語理科社会の学 習の時間を大幅に削って学んでいたのです。 芸術大学に受かった後も「一般教養不足」の思いがあっていろんな哲学 書や美術書を読

  • ディケード - Information

  • http://www.michioakita.jp/whiteboard/2015/07/have-a-nice-day-8.html

  • 身なりについて - Information

    身なりといってもお洒落についてのお話とは違います。 ________________________________ そもそもわたしは疑問の人であり、質問の人であります。 気になった事はその場で確認をしたい人でもあります。 コンビニエンスにいっても自分が買ったものの「評判」をレジの人に 聞いたり、喫茶店に行っても目についた事について店員さんに一言二 言声を掛けてその確認をしたりするわけです。 おおむね「年寄り」は面倒くさい人種であり、その上に質問するわけ ですから相手にしてみれば「相当にめんどくさい客」であります。 そんな自覚もあるので、まずは混雑状況を見極めてかつ「ほめる」と ころから始めて、その次に疑問の核心を聞いたりする「工夫」をして います。 もうひとつ大事なポイントが「身なり」と「笑顔」です。身なりがち ゃんとしていてなおかつ「言葉使い」がちゃんとしていれば結構めん どくさい質問

  • 等価性 - Information

  • それはやさしさか - Information

    長い間改装工事をしていた新大阪駅もコンコースの工事はほとんど作業が 終えたよウですが、今度は店舗フロアーの新装工事に入っています。 何年か前に『新大阪が飛行場のように見えた。』という記事を載せた事が ありますが、業績の好調なJR西日は、ますます新大阪を美しく空港のよ うな佇まいにしているようです。 その改装が終えたコンコースに嬉しい事に今でもICOCAのチャージ機を 使ってくれていて専用の「床の間」を用意してくれたようで、ちょこんと 鎮座しています。いつも「ロングライフロングライフ」と念仏のように言 っていますが、このチャージ専用機が設置されたのが2004年だったかと 思うので10年が経過しました。 わたしは「手ぶら」になる為にロッカーを使う事が多いのですが、その ロッカーの上に「斜め部品」が装着されるようになりました。 ICOCAの説明をする時に必ず『上を斜めにする事によってカバンを上

    それはやさしさか - Information
  • 理(ことわり) - Information

    一昨日お茶の水にあるziba tokyoでお話をしてきました。 大学の後輩であり長年つき合ってくださっている友人でもあるziba tokyo の代表平田智彦さんへの「感謝の気持ちを伝える場」と思って話をさせて もらいました。考えてみると平田さんの前で「講演」をするのははじめて というのが自分でも意外でした。 実は下に書いたわたしの「ことわり(理)」は、その講演で話をしたわ けではありません。講演から数日を経てなぜか浮かんで来た言葉です。 ________________________________ 理 ◯まずプロダクトデザイナーという仕事は確立した存在ではないという ところから仕事が始まる。 ◯デザイナーとして優れているかは相手との関係によって認められる。 ◯どんな仕事が来るかによって、世間からどう見られているかが判る。 ◯細かい指示が大切ではなくて、「なにをしたいか」を共有出来る話を

  • デザインのアルゴリズム - Information

    「デザインのアルゴリズム」なんてタイトルはちょっとかっこよろしい ですが、簡単に言えば「これまでいろんな事を省いてデザインをして来 ましたがどうしてそれが可能か」というような意味です。 アルゴリズムについて細かく説明する事は馬脚を現す以外のなにもので もないので超訳すると「早くできる方法」です。 上の絵は何かと言えば、左は今日紹介した「ATUMO」ですが、その右の なんだか不思議な絵はなにかといえば、カトラリー「mA」の超訳(?) です。 目的もサイズもおおいに異なるふたつの製品は同じ「アルゴリズム」によ って出来上がっているという事を示しています。 その根になっているのは、「必要なボリュームを最短の距離でかつ直線 で結ぶ」という事です。 右のスケッチはどう見ても出来上がった「mA」と趣が異なっていますが、 大まかな線で表現するとこういうカタチをしています。 じゃあ二つの製品でその仕上り

    デザインのアルゴリズム - Information
  • 原型 - Information

  • 質感 - Information

  • カメラ - Information

    製品を大量に生み出す時、その「原型」となるカタチが必要です。 ひな形でありフィギアで言うところの「原型師」ですね。 その「原型の大切さ」にいち早く着目したのが、海洋堂だったのかなと 思うのですが、どうもプロダクトデザインの世界もフィギアの世界と類 似しているなあと思う訳です。プロダクトと原型の差は「中身」に機械 や電気回路が入っているかどうかが差だと思いますが、どうもその中身 をどこにどう配するかよりも「原型」の美しさが優先されてカタチを作 っているように思えてなりません。 今その外観と中身の「乖離」が端的に表面化しているのがデジタルカメ ラの世界ではないかと思います。 何年も前にわたしはデジタルカメラが昔からある「フィルム式一眼レフ カメラ」の形状をなぞらえる事が「道」ではないかと感じていました。 後だしジャンケンのような「予言」ですが、あえてそれを思った時にそ れを書かなかったのは「そ

  • 学校では言わない話 - Information

    わたしは打ち合わせでメモをほとんど取らない。話がわからなくて も聞き返さない。  なぜそうなのかというと、メモを取ると安心をしてしまうし書く事 に注意が行ってしまう。まあここまではどこかで聞いた事のあるよ うな話ですが、わたしなりに言うともっとも重要なのは「判らない のが、重要だ」と思っている訳です。 わたしはその「理解した事」「理解いない事」をふくめて絵にする。 だいたい打ち合わせの場でひとつかふたつのアイディアを考えいて、 そこで「考えつかない」打ち合わせはそもそも企画に矛盾があった り設計に面白みが無いわけです。 つまり「理解してしまうと企画の矛盾がわからなくなる」わけです。 プロダクトデザインはだれにでも使ってもらうのが基ですから、 すぐにわかるものを作らないといけない。 あまり理解力があると「設計と近くはなるけれど、ユーザーからは 遠ざかる」わけです。 次の打ち合わせで、わたし