タグ

ブックマーク / aniram-czech.hatenablog.com (11)

  • 南イタリア旅行で訪れた都市とかツイートのまとめ - チェコ好きの日記

    3月末〜4月上旬までの2週間、南イタリアとマルタ共和国へ旅行に行っていた。 どうでもいいことだけど、私、なんとなく自分のしていることを「旅」と表記するのは小っ恥ずかしい気がしていて、文字数に制限があるTwitterなどではその限りではないが、なるべく「旅行」の表記で統一しようとしている。「そんなに大それたことしちゃいませんよ」という意識が働いているらしい。まあ、私の場合は実際、当にただ行ってるだけなので間違いではない……。 以下は、今回の旅行で訪れた都市の概要やツイートのまとめである。いつかの誰かの参考になれば幸い。 1. 快楽と欲望の都市 パレルモ (※パレルモの中心、クアトロ・カンティ) まずはシチリア島のパレルモから。シチリアといえば何よりもまず、マフィアである。村上春樹がここで『ノルウェイの森』を執筆していた頃(1986年頃)は、よく銃声が聞こえたという。しかし、現在は普通にして

    南イタリア旅行で訪れた都市とかツイートのまとめ - チェコ好きの日記
  • ロンドンひとり旅 イギリスの紅茶は本当に美味しいのか? - チェコ好きの日記

    前回は、イギリスの代表料理(?)フィッシュ・アンド・チップスや、エールビールについてのエントリを書きました。 ロンドンひとり旅 イギリスの料理当にまずいのか? - チェコ好きの日記 さて、イギリスといえばもう1つ、「」と聞いて忘れてはいけないものがありますよね。 それはそう……紅茶です。 日でもおなじみの紅茶メーカーである「リプトン」や「トワイニング」も、発祥の地はイギリスです。 イギリスで紅茶を飲まずしては、日に帰れない! そして、どうせ紅茶を飲むならば、あの3段重ねのセレブリティ―なお皿にスコーンやマカロンをのせて一緒にいただく、「アフタヌーン・ティー」を楽しんでみたいと思うのが人間ではないですか。(そうか……?) というわけで、行ってみたわけです。ロンドンの超高級百貨店、ハロッズに! 目指すは、id:hachiyuuさんのブログのなかで、以前紹介されていたティールーム。ここ

    ロンドンひとり旅 イギリスの紅茶は本当に美味しいのか? - チェコ好きの日記
  • ロンドンひとり旅 あの絵この絵に出会う、ナショナル・ギャラリー! - チェコ好きの日記

    2日連続でロンドンを出て、郊外の町へ日帰り旅行をしてみた前回、前々回。 ロンドンひとり旅 オックスフォードへ - チェコ好きの日記 ロンドンひとり旅 ストーンヘンジと、ローマ人の温泉 - チェコ好きの日記 翌日は再び、ロンドン市内の観光にもどりました。 初日、テート・ブリテンでミレイの大作『オフィーリア』を見ることに失敗した私ですが、ロンドンにはまだまだ、充実したコレクションを有する博物館・美術館がたくさんあります。 そのうちの1つが、この日の午前中に訪れた、ナショナル・ギャラリーです。 展示品の総数2万点、世界最大の美術館の1つに数えられるナショナル・ギャラリー。 その建物自身も威厳に満ち溢れていて立派なものですが、その目の前に広がっている、トラファルガー広場もまた、ロンドンの名所中の名所といえます。毎日、たくさんの人がここを訪れています。 まぶしい! いろいろな国に旅行に行くとき、たい

    ロンドンひとり旅 あの絵この絵に出会う、ナショナル・ギャラリー! - チェコ好きの日記
  • 世界を見る、とは - チェコ好きの日記

    「学校を出たら、農業をやるんです。だからもうこんなふうに、自由に海外を旅する機会は、あまりなくなるんじゃないかと思います」 と、大学院の退院*1を前にして、とある先輩が言った。それに対して先生*2は、 「自由に海外を旅する機会がない? そんなこと、嘆く必要なんかまったくない。だって君は農業をやるんだから。毎日畑に出て土に触ることは、旅以外の何者でもないでしょう。こんな豊かな生き方は他にない」 と、言っていた。 当時私は23歳で、「先生が、なんかスゲエことを言っているぞ……!」ということだけはひしひしと理解したのだけど、正直、なぜ毎日畑に出て土に触ることが旅と同じになるのかよくわからなかったし、今でもあまりわかっていない。 ただし、20代の後半くらいになって気が付いたこととして。人生を豊かにしてくれるのはきっと、「答え」ではなく、「問い」と「謎」を与えてくれる人との出会いだ。私はいまだに、あ

    世界を見る、とは - チェコ好きの日記
  • Twitterのフォロワー数で抜かれたくない人 - チェコ好きの日記

    少し前、大学院時代の恩師がTwitterを始めたのを発見してしまい、ひそかに戦慄した。 フォローせずにそっと見守ろうかとも思ったが、それも卑怯な気がするし、私も私でこれで一応、毎日を精一杯に頑張っているのだ。何も恥ずかしいことなどない。それに、「チェコ好き」は名ではないから、きっと先生はそれがかつての教え子であるとはお気付きにならないだろう……というわけで、堂々と「フォローする」を押した。 おかげで私のTLには、先生の言葉が、わずかながらも毎日流れてくるようになった。 たくさんのツイートに混ざって流れていく先生の言葉はさながら、きらめく一筋の清流だ。「美しく可愛く、シックで切なく」がぼくのモットーだよ、とかつて先生は微笑みながらおっしゃっていた。すでに定年をむかえられ、先生は大学の教授職を退かれているけれど、そのかつての言葉どおりに、相も変わらず日々を美しく可愛く、シックで切ない言葉で綴

    Twitterのフォロワー数で抜かれたくない人 - チェコ好きの日記
  • 東京墓情 - チェコ好きの日記

    7月23日まで、銀座のシャネル・ネクサスホールにて荒木経惟の個展「東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館」が開催されている。私は学生時代、アラーキーの写真集を図書館でよく眺めていたけれど、そういえば個展に行ったことはなかった。 「東京墓情」は、大病を経験した氏の独自の死生観が反映されているとの触書きだったが、「生」とか「死」みたいなことは正直よくわからなかった。 東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館 Nobuyoshi Araki, "Tombeau Tokyo", 2016, gelatin silver print © Nobuyoshi Araki / Courtesy of Taka Ishii Gallery ポートレイト 私の中で最近(?)のアラーキーの仕事といえば、村上春樹である。この写真も、今回の個展で公開されている。『職業としての小説家』の表紙になっているポートレイトだ*1。

    東京墓情 - チェコ好きの日記
  • 格闘日記① 〜白馬の王子様編〜 - チェコ好きの日記

    一年半くらい前、ひどい肩こりと眼精疲労に悩まされていた私は、某所で評判を聞きつけ、高田馬場にあるマッサージ店を訪れていた。当時の私は、この広い世界のどこかに人体について知り尽くしたゴッドハンドがいて、そのゴッドハンドに出会いさえすれば、私の肩こりは消えるのだと思っていた。ガチガチの白馬の王子様願望だ。いつか白馬に跨ったゴッドハンドが私を迎えに来てくれて、神の手によって肩こりを取り除いてくれると思っていたのだから。 八月の夕暮れ。「今度こそ」と意気込んで、私は店舗である長屋の戸をガラガラと開いた。しかし、王子様(女性だったけど)の施術自体は、さしたる感動もなく、一時間程度であっさり終わってしまった。終わったあとも肩の気だるさは抜けず、爽快感はいまいち。施術台を降りた私は、「この人もちがった。私の運命のゴッドハンドじゃなかった」とどこぞの婚活女子のような感想を抱き、そそくさと店を後にしようとし

    格闘日記① 〜白馬の王子様編〜 - チェコ好きの日記
  • 消費じゃない「上質な暮らし」と、解釈じゃない批評 - チェコ好きの日記

    先日読んだこちらの記事が話題になっているようだったので、少しばかり私見をメモしておこうかと思います。cakes.mu 記事内では、昨今注目を集めている「サードウェーブ」、「ブルーボトルコーヒー」という言葉と、その周辺の状況について語られています。内容をざっくりいってしまうと、「こういうのにハマってる人っていうのは質を見ていないんじゃないの、反資主義のようで新たな消費を作り出しているだけなんじゃないの、そういうのってちょっと笑えるよね」といったもの。以下は、記事からの引用ですが。 「サードウェーブ系男子」の価値観って、アーバンよりアウトドアで、フォーマルよりカジュアルで、大量生産品よりクラフトマンシップで、クルマより自転車でみたいなことだよね。書き出してみてわかったけど、自分とすべて逆だ。で、彼らの根には消費社会はもう古いといった主張、哲学があるわけでしょ。 ★★★ この記事に対して、

    消費じゃない「上質な暮らし」と、解釈じゃない批評 - チェコ好きの日記
  • 【NYひとり旅/9】ニューヨークのお食事事情 - チェコ好きの日記

    まだ続いてます旅行記。 ※もはや懐かしい1記事目 ※前記事 ここまでニューヨークでの事についてまったく触れてこなかったのですが、それは今回のエントリでまとめて書く予定だったからです。 ところで、これまで何事もなかったかのように平然と旅行記を書いてきましたが、日出発前に何か悪いものでもべたのか、私この旅行中ずっと正露丸が手放せなかったんですよね。去年もそうだったし、海外に行くとお腹こわすのは私のなかでもはや恒例行事となっています。生まれ変わったら胃腸の強い人になりたい。 そのため、気でいいものべようと思ったらかなり美味しいものがあるはずのニューヨークで、全然たいしたものをべられなかったのですが、その一部始終をここに記録しておきたいと思います。ちなみに、アメリカ事はボリューミーな上、私は胃腸がぶっ壊れていたため、1日1+ヨーグルトみたいな生活でした。 1日目:サラベスのエッ

    【NYひとり旅/9】ニューヨークのお食事事情 - チェコ好きの日記
  • 【NYひとり旅/1】成功と失敗談 AirbnbとUberの利用所感 - チェコ好きの日記

    お盆の間は、世間も私もこのブログも夏休み。 (チェコ好き)の日記は、今年も夏休みに入ります。 - チェコ好きの日記 ということで、今年の夏は1人、ニューヨークに1週間ほど旅行に行ってきました。 8月後半は、このエントリを含めておそらく10回分くらいにわたって旅行記を更新する予定(長い……)ですので、お付き合いいただけると幸いです。 第1回目となる今回は、旅先・ニューヨークでの宿泊と移動について、いろいろ書こうかと思います。 Airbnbでの宿泊は最高 まず今回の旅行の宿泊先は、今日でも話題になっている、Airbnbで見つけました。 現地の人から借りる家・アパート・部屋・バケーションレンタル・民宿予約サイト - Airbnb 知っている方には説明不要かと思いますが、Airbnbはホテルを予約するのではなく、その都市に住んでいる一般人の部屋を、有料で借りることができるサービスです。利用にあた

    【NYひとり旅/1】成功と失敗談 AirbnbとUberの利用所感 - チェコ好きの日記
  • 「旅で世界観が変わりました」は軽薄か? 東浩紀『弱いつながり 検索ワードを探す旅』 - チェコ好きの日記

    最近出た、東浩紀さんの『弱いつながり 検索ワードを探す旅』というを読みました。 弱いつながり 検索ワードを探す旅 作者: 東浩紀出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2014/07/24メディア: 単行この商品を含むブログ (11件) を見る タイトルの「弱いつながり」という言葉は、アメリカの社会学者が提唱した「弱い絆(ウィークタイ)」から来ているようです。「弱い絆」はけっこう有名な概念だと思いますが、新しい仕事を得ようと思ったりした際に、家族や親友などの「強い絆」を持った人よりも、この前のパーティーで出会った人とか、何かのイベントで最近知り合った人とかの「弱い絆」を持った人のほうが、いい仕事を紹介してくれる場合が多い、という話ですね。 が、私が今回こちらので注目したいのは、どちらかというとサブタイトルの「検索ワードを探す旅」や帯の「グーグルが予測できない言葉を手に入れよ!」のほう。な

    「旅で世界観が変わりました」は軽薄か? 東浩紀『弱いつながり 検索ワードを探す旅』 - チェコ好きの日記
  • 1