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ブックマーク / kyotobrewing.com (10)

  • KBC2.0におけるビール造りのフィロソフィー - 第3部 「次は東へ」

    フィロソフィーの変化について取り上げた第1部では、ビールプログラムの半分を刷新し、KBC2.0と称した小さなシリーズビールを簡単に作成できるようにした理由について説明しました。これにより、醸造にまつわるあらゆる実験が可能になり、現在の京都醸造(以下KBC)で進行中の変化を見聞きするだけでなく、飲んでも実感してもらえる体制を整えました。 そして、第2部では、最近思い入れの深いNZホップを取り上げ、直接買い付けという手段でホップを獲得し、今後ますますそうしたフレッシュなフレーバーを持つ魅力的なビールが登場することについてお話ししました。 3回目となる今回は、今まさにアメリカに来ており、これを書いている私ポールが肌で実感、体験していることと、なぜ私たちがはるばるここに来る必要があったのかを説明します。 ー すべての始まり ー アメリカのホップはKBCが今まで造ってきた多くのビールの風味や香りに大

    KBC2.0におけるビール造りのフィロソフィー - 第3部 「次は東へ」
  • KBC2.0におけるビール造りのフィロソフィー - 第2部 「南へ」

    KBC2.0についてとりあげた第1部では、私たちがどのようにして醸造プログラムの半分を事実上取りやめるという決断に至った、その背後にある理由についてお伝えしました。その中で、KBC2.0の名の下にリリースされたビールが、今の、そしてこれからの京都醸造で起こる多くの変化(小さなものから、大きなものまで)を反映していることを説明しました。そして、最後に、私たちがなぜ、どのようにビール造りに必要なモルトとホップの調達方法を変え始めたかについても、少しだけ取り上げました。 また、その次の記事では、KBC2.0のアートディレクションの変更について説明し、これまでとは異なる新しいデザインチームと一緒にラベルデザインを含む取り組みを始めたことに言及しました。来年2025年に向けて、その方向性の変更は、定番を含むすべての製品に及んでいく予定です。詳細は追ってお知らせします。 さて、この第2部では、KBCで

    KBC2.0におけるビール造りのフィロソフィー - 第2部 「南へ」
  • KBC2.0におけるビール造りのフィロソフィー

    これまでの数ヶ月の間に、いくつかのビールのラベルの裏に「KBC2.0」の表記とキツネのシンボルを付けてリリースしました。この印は、これまでのシリーズ(気まぐれや毬一族など)とは異なる、KBC2.0という新しい取り組みを象徴するビールだけについています。 【9月までのKBC2.0関連商品】 あらためまして ドンブラコ シリーズ2種(Peacharineホップのショーケース (7月) いろとりどりシ リーズ3種(Motuekaホップのショーケース (8月/9月) 洒落(Sharaku) シリーズ2種(イングリッシュスタイルのショーケース (近日発売予定) このシンボルのついたビールでは、これまでとは一線を画したスタイルや工夫を凝らしたビールが続々と登場し、京都醸造のビジョンがこれからのどのようにシフトしようとしているのか感じてもらえる仕様になっています。これらの缶に施されているラベルのアートデ

    KBC2.0におけるビール造りのフィロソフィー
  • 内面の変化を映すあらたな装い

    KBCの新しい姿 先日は、新しいヘッドブルワーのジェームズ・フォックスの着任に伴い、京都醸造の次なるステップと進化についてお話ししました(KBC2.0におけるビール造りのフィロソフィー)。この一連の決断と行動は、私たちにとっては、大きな一歩といえるでしょう。 私たちはすでに変わり、そして変わり続ける そして、これまで何度か繰り返しお伝えしているように、私たち京都醸造は大きな変化を前向きにとらえ、前進することを決心し、会社自体を新しい方向に進めているところです。これはもちろん、個人レベルでも容易なことではなく、会社規模になると尚更です。それは、単にいくつかのビールの新しいレシピを書くというだけの話ではありません。会社のあらゆる側面に渡る、根的な変革と言えます。なぜ私たちが大きな変革を進めているのか、今日はこれについて少しお話しします。 結局のところ、変化にはリスクが付き物で難しいものです。

    内面の変化を映すあらたな装い
  • 新ヘッドブルワー、ジェームズが語る日本のクラフトビール

    今年2024年の春、アメリカから京都醸造へやって来た新しいヘッドブルワー、ジェームズ・フォックスについては、これまでの投稿などで度々紹介してきました。 初めての日で、それも京都醸造でビール造りを任せられるという大きな冒険をする決意をした彼のその真意に迫らんと今回インタビューを行うことにしました。今回ベンがインタビュワーとして、ジェームズがどのようにしてビール醸造家になったのか、業界の現状についてどう考えているのか、そしてなぜ日でこの役職に挑戦したいと思ったのかをを中心に話を聞きました。 —————————————————————— ーーまずは、ビールにかかわる前のキャリアについてお話を伺いたいと思います。あなたは、かつてアメリカ軍の航空管制官をしていたと伺いました。なぜ最初にその仕事を選んだのですか? ジェームズ「子供の頃は、ジェット機に夢中で、いつかパイロットになりたいと思っていまし

    新ヘッドブルワー、ジェームズが語る日本のクラフトビール
  • 「あらためまして」-新ヘッドブルワーの紹介と次章の始まり

    私たちのヘッドブルワー(醸造責任者)について、以前このブログで触れてからしばらく経ちました。その後どうなったのか、気にしてくださっている方も中にはいらっしゃると思います。今日は、そんな皆さんに新しい報告があり、文を書きました。(いつものことながら)少々長いですが、お付き合いください。 ご存知の通り、私たちのヘッドブルワーであり共同創設者でもあったクリス・ヘインジは、昨年2023年12月に京都醸造を卒業していきました。(それについての過去の投稿)。 昨年の5月に投稿したブログを通じて、クリスが年内で退職することを発表して以来、多くの方々からこれからの京都醸造について質問を受けました。その多くは、「京都醸造は大丈夫か?」という意味を含んだもので、そして当然、クリスのようなヘッドブルワーの代わりをどうやって見つけてくるのか?という声が多かったように思います。 その後、そんな人々の不安が的中すると

    「あらためまして」-新ヘッドブルワーの紹介と次章の始まり
  • 能登にとどけた「望み」

    先日、「望み」と名付けたビールを造り、今年1月に大きな地震によって被災した能登へ届けてきました。 2024年、元旦。慌ただしくも平穏に2023年が暮れ、新年をお家でゆっくり過ごしたり、はたまた友人や家族と初詣に出かけるなど様々な形で過ごしていた元旦の午後にそれは起こりました。京都でもしっかりとした揺れが確認できるほどの大きな地震であったが、テレビをつけると、震源地は京都ではなく、日海に面した能登半島で京都で感じたよりもはるかに大きな地震が現地を襲ったことがすぐに分かった。来、一年で最もゆっくりとした時間が流れ、寿ぐ雰囲気の日だが、事態は一転し、地震による大規模な火災が発生したり、また別の場所で飛行機の衝突事故が起こったりと次々にショッキングな状況が報じられ、被災地の方はどうなっていることだろうと気を揉みながら三が日を過ごすこととなった。 私たちは、京都醸造としてまず何かできることを、と

    能登にとどけた「望み」
  • 国内のクラフトビール業界が抱えるジレンマ

    私たち京都醸造がビール造りを始めた2015年頃、世界中のクラフトビール業界はこぞって右肩上がりで、この先も明るい展望しか待っていないような雰囲気に包まれていました。アメリカ国内で生産されるビールの総量の20%がクラフトビールが占めるようになり、欧州やアジア諸国でも同様にその認知度と支持層を広めていきました。 日国内に焦点を当てると、まだ玉石混交だった90年代初頭の「地ビール」ブームが過ぎ去って以降しばらく低調になっていた業界でしたが、彗星のごとく登場したいくつかの新しい醸造所がこれまでのイメージを一掃しました。それは、ちょうどその時代にあったビール製造免許の条件緩和が大きく影響し、1999年を迎えるまでにしっかりとした品質をもったビールを造る300を超える醸造所が国内にひしめき合う結果を呼びました。それは、当時遠く離れたアメリカで起こっていた大量生産によって造られた退屈で味気ないビールで

    国内のクラフトビール業界が抱えるジレンマ
  • 六味六色 – Kyoto Brewing Co. - Online Store

  • 定番シリーズ刷新! - Part3 – Kyoto Brewing Co. - Online Store

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