第53回:CEATECで見かけた最新大画面技術 〜 メガコントラストや700万画素リアプロなど 〜 CEATEC2005レポートの第3弾では各社の最新の大画面関連技術を紹介していこう。 ■ シャープ、コントラスト比100万:1のメガコントラスト液晶 民生向けTVとして液晶テレビを普及させてきた「液晶のシャープ」が次に挑戦するのは映像制作の現場で使われる「マスターモニター」の分野。このマスターモニター用途向け液晶パネルとしてシャープが開発し、今回のCEATECにて参考出品したのが「ASV液晶プレミアム」と呼ばれるパネルだ。 マスターモニターの世界では、映像色の最終調整を行なう用途になどに使われ、映像色に影響を来しやすい周囲の照明を消しての暗室での作業となる。 暗室での作業上、重要視されるのが最暗部の表現だ。暗い場所で見ても映像中の暗いところがちゃんと暗く映ってくれなければ、暗部