英ロンドン(London)中心部の下水道で、食用油の塊「ファットバーグ」を除去する水道大手テムズ・ウォーター(Thames Water)のビンス・ミニーさん(右)とティム・ヘンダーソンさん(左、2014年12月11日撮影)。(c)AFP/ADRIAN DENNIS 【12月18日 AFP】英ロンドン(London)の地下では毎日、下水道作業員たちが下水管にこびりついた腐敗した食用油の塊を除去するという陰気な闘いを続けている。下水管を詰まらせる巨大な廃油の塊は氷山(アイスバーグ)になぞらえて「ファットバーグ」と呼ばれ、クリスマスシーズンには台所から排出される50メートルプール2つ分にもなる大量の七面鳥の油によって、さらに状況が悪化する。 ロンドン市民の多くは、食卓のわずか数メートル下で、自分たちの日常の振る舞いがファットバーグを巨大化させ、自宅に汚水が逆流してくる危険を高めていることには気付