「なぜシステムは当初承認した予算内で収まらないのだろうか」という思いをお持ちの経営層の方は多いのではないかと思います。 2008年以降、多くの企業は新規システム投資を凍結・抑制してきました。ただ、わたしたちのクライアントにおいても、徐々にですがそれが復活しつつあると感じています。新規システムの構築では、それが大規模システムであればあるほど、当初の予算どおり進まないことが多いものです。 ITが経営の重要な要素になって10年以上がたち、新規システムの投資やシステムの維持管理のコストを経営層が討議することも多くなってきました。そのため、「なぜ(システムだけは)当初承認した予算内で収まらないのだろうか?」という思いをお持ちの経営層の方は多いのではないかと思います。 今回はシステム構築の予算超過と、そのリスク低減の簡単な手法について考えてみます。 システム構築のコスト構造とは? はじめにシステム構築