――社名にもなっている「グリコ」は、「グリコーゲン」からとったと聞きました。そもそもなんですけど、グリコーゲンって何なのでしょうか? 栗木: ハマグリやカキのお吸い物って、きれいな乳白色に濁っていますよね。あれはグリコーゲンが溶けている色なんです。お菓子のグリコの中には、カキから抽出したグリコーゲンが入っています。 ――カキ……そういえば、グリコの創業エピソードもカキの話ですよね。創業者の江崎利一さんが、漁師が捨てていたカキのむき身の煮汁を、病気(チフス)の息子に飲ませたら元気になった。カキの煮汁にはグリコーゲンがたくさん含まれている。そこでキャラメルにグリコーゲンを入れて『栄養菓子グリコ』が誕生した、と。大正初期の話と聞いていますが、平成の今でも、お菓子のグリコにはカキから取ったグリコーゲンが入っているんですか? 栗木: そう、今のグリコにも、カキから取ったグリコーゲンが入っているんです
家庭ではんこを自作できる機械、「ポムリエ」がCASIOから発売になった。日本中のはんこ好きが待ちかねた夢のツールである。 今日はこれを使って、長年構想していた最高にカッコいいはんこセットを自作してみたい。
お話は納豆からはじまる。日本ではこの大豆を発酵した食品は非常に好まれるが、日本人でなければ、ねばねばした糸を引き、独特の臭いが漂う納豆はとても食べ物とは思えない「嫌悪感」すら覚える何かだ。一方、同じ発酵食品、イタリア・サルディーニャ島で好まれる羊のチーズ、カース・マルツゥは独特の臭いとともに生きた蛆虫の幼虫が入っていて、食べる時には蛆虫が入ってこないように目を守る必要がある。カース・マルツゥに限らずペコリーノ・マルチェットなど虫入りのチーズは少なくない。現地の人々に好まれる虫入りチーズも、他の文化圏の人々には納豆同様に「嫌悪感」を覚えるだろう。 そんな食と臭いの嗜好に関する嫌悪感から始まり、病気、道徳、秩序、他者、さらには人種差別や外国人嫌悪まで「嫌悪感」を生む脳のメカニズムと社会心理について、嗅覚心理学者である著者が現状の研究成果を一般向けにわかりやすくまとめた一冊。 あなたはなぜ「嫌悪
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