<ワクチン接種を完了していない人口が過半数残るなかでのマスク緩和令には、「時期尚早」という声も> 5月13日、ジョー・バイデン米大統領は会見して、CDC(米疾病予防管理センター)が示した、新型コロナウイルスに関する新しいガイドラインを説明しました。この新しいガイドラインというのは、 1、新型コロナウイルスワクチンの接種を完了すれば、屋内外を問わず、マスクを着用しなくてもいい。 2、ただし、バスや飛行機、病院など混雑した屋内では引き続きマスク着用が求められる。 3、ワクチン接種完了者には「ソーシャル・ディスタンス」の確保も求めない。 というものです。バイデン大統領は、このガイドラインを発表するのと同時に、自らがマスクを外すパフォーマンスまでやっていました。 この「マスク緩和」ですが、ワクチン接種が進み、その結果として新規感染者数、重症者などの指標が大きく改善したことが背景にはあります。接種率
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