第32回保存フォーラム:図書館における資料防災<報告> 収集書誌部資料保存課・白石愛(しらいしまなみ) 2021年12月21日から2022年1月17日にかけて,国立国会図書館(NDL)は第32回保存フォーラム「図書館における資料防災―「その日」に備える」を開催した。保存フォーラムは,資料保存に関する知識の共有,実務的な情報交換を意図した場である(E2373ほか参照)。新型コロナウイルス感染症感染防止のため,オンライン会議ツールWebex Eventsを利用した参加登録者限定のオンライン動画配信という形で開催し,222人の参加があった。 資料を所蔵する機関にとっての防災対策には,人命や施設のためのものだけではなく,資料を守るための「資料防災対策」が含まれる。今回の保存フォーラムでは,報告者の所属機関の役割や取組など,被災経験を踏まえた対策の知見を共有することで,図書館における資料防災に関する
今年度から新学習指導要領への移行が始まり、それに伴い2025年の大学入学共通テストも変更されるなど、転換期にある高校現場。5月25日の総会で新たに全国高等学校長協会(全高長)の会長に就任した、東京都立桜修館中等教育学校の石崎規生(のりお)統括校長に高校教育の課題についてインタビューした。高校現場に次々と改革の波が押し寄せる中で、石崎校長は「困っている学校に寄り添い、支えていきたい」と強調。教員の研修に関する管理職との対話について「個々の教員が学べるようにする環境づくりこそが、校長の仕事」と捉える。 誰もが頑張れるチャンスがある仕組みを――昨年まで全高長の大学入試対策委員会委員長を務め、共通テストへの英語民間試験の導入では「待った」をかけました。 全高長の新会長に就任した石崎校長 当時、全国各地の多くの校長から、「困っている地域の生徒に寄り添うべきだ」という声が上がっていました。民間試験を導
持続可能なデジタルキュレーションおよびデジタル保存の研修 関西館図書館協力課・東郷陽介(とうごうようすけ) 2019年9月,米国の博物館,図書館,文書館およびその他の文化資源保存機関の連携促進を目的とする非営利組織Educopia Instituteは,“Sustaining Digital Curation and Preservation Training in the U.S.: Compiled Project Reports”という報告書を公表した。これは,米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)の助成を受け,2018年7月から2019年6月にかけて実施されたプロジェクト“Sustaining Digital Curation and Preservation Training”で公表された2部の報告書を1部に編集したものである。 この報告書はデジタルキュレーションおよびデジ
中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 組織の中で行われる研修には、「表目標」とともに、時に「裏目標」が設定されていることがあります。 ここでいう「表目標」とは、「学習者がどのようなことを学び、どのように行動を変化させるのか?」ということですね。組織の中で、表だって語られ、参加者についても開示されている目標です。 一方、実務においては、研修などに「隠れた裏目標」を設定している場合も少なくありません(というか、正しくいうと、裏目標すら複数あるような場合も、少なくありません)。 ここでいう裏目標とは「研修をつくる側が意識はしているものの、参加者などには隠されている目標で、研修を通しておのずと学ばれてしまうものです」です。 たとえば、今、「営業系の研修」を例に
教科書で学ぶ歴史を児童生徒に身近に感じてもらおうと、県文書館が各校に出向いて実施する「出前講座」の人気が高まっている。本格的にスタートした2005年度は5回(5校)のみだったが、年々増え、11年度は小中高校で計34回(17校)に拡大した。古文書を「生きた教材」として活用し、児童生徒がじかに触れながら地域の歴史を学べるところが好評だ。 出前講座は、社会科の教員をサポートする授業支援として実施。同館が収蔵する約27万点の中から、訪問校の地元にちなんだものや歴史教科書で知られる著名な人物に関わる史料を選定して各校に持ち込む。文化財の大切さを学んでもらうため、取り扱いに注意しながら子どもたちが実物に触れる機会もつくっている。 使用する史料は、豊臣秀吉や徳川家康が本県各地の関係先に送った文書をはじめ、日米和親条約締結後にペリーをもてなした際の献立の写しなど、歴史の一端が垣間見られる文書も多い。実物を
第七回例会を下記の通り開催いたします。今回は、新入生ガイダンス企画として、卒業生の大谷大さんに書誌学の講座をお願いしました。この講座では、参加者の皆様に実際に巻子本などを手にとって戴き、その基本的な扱い方を指導して戴く予定です。 どなたでも御来聴戴けます。ご参集のほど宜しくお願い致します。 記 ・日時:平成24年4月26日(木)18:10~ ・場所:青山キャンパス・ 11号館7階 1171教室 ・プログラム: 〈論文紹介〉杉山和也(中世): 増尾伸一郎「交錯する〈羽衣〉伝承 ― 二十世紀初期の東アジアにおける比較研究をめぐって ―」 (堀池信夫編『知のユーラシア』明治書院、2011年所収) ~ 新入生ガイダンス企画 ~ 〈講座〉大谷大(本学卒業生): 「実践的書誌学講座(超初級編)」 [講座内容] 書誌学とは、という話は最初の5分です。あとは現物を見て触ってもらおうと思っています。本邦には
3月17日(土)に京都府立医科大学で開催したEBMワークショップが無事終わりました。参加者は28名。 当日のスケジュールは次のような感じでした。 9:30 〜 スタッフミーティング 10:30 〜 受付 11:00〜11:30 イントロダクション『ようこそ!EBMワークショップへ!EBM概論』 11:30〜12:00 はじめてワークシートの説明 12:00〜13:00 ランチタイムセッション 13:00〜13:30 SGL:スモール・グループ・ラーニング 13:30〜14:00 フィードバックと全体セッション 14:00〜14:30 SGL:スモール・グループ・ラーニング 14:30〜15:00 フィードバックと全体セッション 15:00〜15:30 SGL:スモール・グループ・ラーニング 15:30〜16:00 フィードバックと全体セッション 16:00〜16:20 コーヒーブ
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