先月26日、ドネルケバブの考案者とされるカディル・ヌルマンさん(80)がベルリンで亡くなった。ドネルケバブとは、回転させながら焼いた羊肉や牛肉、七面鳥肉、鶏肉を薄切りし、サラダやソースとともにパンに挟む食べ物だ。 現在は中東や欧州を中心に世界的に広がっている。 訃報を伝えた英BBCによれば、今欧州で広く見られるように、パンに肉とサラダを挟み提供したのは、1960年にトルコからドイツへ移民としてやって来たヌルマンさんが、1972年にベルリンで始めた露天に端を発するそうだ。トルコ・ドネル製造業者協会も、2011年にヌルマンさんを「考案者」として認定している。 発祥地ベルリンでは1000以上の店があり、ドイツ全体では1万6000を数える。肉を焼くための機械も、欧州連合(EU)市場の80%が独メーカーにより供給されている。しかしヌルマンさんは、パンに挟むドネルケバブを考案した際に特許は取らなかった
[玉井克哉先生の発表フェイズ(30分間)] 玉井:えー……。皆さんどうでしょう、先ほど私、「横綱と平幕」と言ったことに「こいつは謙遜してるんじゃないか」と思った皆さん、謙遜じゃなかったというのがよくお分かりになったかと思います。 今は「こいつ大丈夫かな」「土俵から逃げるんじゃないの?」と思われているかもしれませんが、いやまあそれは、期待は裏切りません(会場笑)。 ただしかし白鳳だって負けることはあるんですから、そこはやっぱり頑張っていきたいなと思っております。 (写真8) ◆米国がTPPで要求していることの整理 えー、お手元にいくつかスライドを用意したのですが、こういう時はせっかく会場に来ていただいた方用に、ここにないスライドを(サプライズとして)用意しておくものなんですが、あんまりそれをやると福井先生に怒られますから(会場笑)、今日は1枚だけです。 これですね。 なんのことはない、現行法
【福井健策先生の発表フェイズ(30分)】 福井:福井でございます。本日はよろしくお願いします。 えー実は私、ここへ来るまで少し怒っていたのですけども*1……いきなり褒められてしまいました。 それはまあそれとして作戦もあるかと思うのですが、素直にありがたいと受け止めさせていただいて、えー、TPPと著作権、保護期間の延長を中心に、ということであります。 ◆なぜTPPの「知財条項」は重要なのか? これはTPPの21ある交渉分野のなかでも特に激論を招いているというのはよく知られている話で、いまや最激戦区とまで言われている。特に米国は最重要項目に位置づけていて、かなり強い知財の条文要求を入れてきていると言われています。 (福井健策先生) なぜそこに力を入れるかというと、これは言うまでもなく、知財、ITなどの分野というのは米国にとって最大の輸出産業である、という。 これ(写真2)は当時(2011年)の
【前書きに代えて】 本エントリでは、日本を代表する著作権法のエース2名による討論をお届けします。中心議題は「TPPがもたらす日本の著作権法への影響(特に保護期間延長問題を中心に)」というものです。 以下ざっと、その話題について書いてみます。 (今回の討論に至る「経緯」をご存じの方、前置きなどいいからすぐに討論を読みたい方は、イントロ、もしくは目次にお進みください) まず、いよいよ本格交渉が始まったTPP(環太平洋経済連携協定)ですが、大手メディアでその進捗や交渉内容が伝えられるのは、今のところ自動車、コメ、農産物、医療の話題ばかり。 やっと最近になって、本日の主役のひとりである福井弁護士の活躍もあり、「知的財産権」もTPPの重要な論点のひとつだという報道を、チラホラとは申しませんが「チラ」くらいは見かけるようになりました。 小説、マンガ、ゲーム、音楽、映画といった従来からよく知られている古
先日、都内某所でとあるオフ会的なものがあったと思ってほしい。たいへん楽しい会だったわけだが、その場で盛り上がった話題の1つが、最近話題の食材偽装問題だった。 その場にいた一同、「最近の大騒ぎはちょっといきすぎじゃないか」みたいな話で大筋合意だったのだが、それでわいわい話しているうちに、「アンニュイなブラックタイガーがこの状況を愚痴る」みたいなお話があったら面白い、みたいな流れになった。そこからどこがどうしてそうなったのか詳しくは覚えていないのだが、最終的には私が文章を書いて、それにその場にいた松尾たいこさんが絵をつけてくださるという話になっていた。 松尾たいこさんといえば、押しも押されぬ人気イラストレーターだ。お忙しいだろうし、まさかと思っていたが、ちょっとしたお話を書いてみたら、本当にイラストをつけてくださって、うひゃー、となっているのが今、というわけだ。 ご承諾もいただいたので、イラス
中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 組織の中で行われる研修には、「表目標」とともに、時に「裏目標」が設定されていることがあります。 ここでいう「表目標」とは、「学習者がどのようなことを学び、どのように行動を変化させるのか?」ということですね。組織の中で、表だって語られ、参加者についても開示されている目標です。 一方、実務においては、研修などに「隠れた裏目標」を設定している場合も少なくありません(というか、正しくいうと、裏目標すら複数あるような場合も、少なくありません)。 ここでいう裏目標とは「研修をつくる側が意識はしているものの、参加者などには隠されている目標で、研修を通しておのずと学ばれてしまうものです」です。 たとえば、今、「営業系の研修」を例に
Event by 坂本 邦暢 on 月曜日, 11月 18 201311 posts in the discussion.
ついに日本の「特定秘密保護法案」について、ニューヨーク・タイムズ紙が注目を、いや正確には「警戒」を始めた。しかも、これは特定の個人によるオピニオンではなく、「エディショナル・ボード」による力強い社説だ。同法案については、既に多くの新聞社の社説だけではなく、全国の憲法研究者・メディア法研究者・刑事法研究者や、歴史学者による懸念の声が聞かれている。 社説の内容 ニューヨーク・タイムズ紙の社説の要約は以下のとおり。全文は、こちらで確認することが出来る。 (1)日本政府は、国民の知る権利を損なう秘密保護法の制定に向けて動いているが、「秘密」のガイドラインは存在しない。定義の欠如は、政府にとって不都合な情報が秘密指定となることを意味している。 (2)政府関係社は、秘密の暴露により懲役10年が科せられる可能性があり、文書を機密扱いにするインセンティブが働くだろう。 (3)すでに「防衛機密」の権限を
今年も行ってきました図書館総合展。まずはこういうのを聴いてきたよ。 出版市場としての図書館、読書基盤としての図書館〜出版界と図書館界の本音がぶつかるフォーラム パネリスト:石井昭(公益財団法人図書館振興財団理事長) パネリスト:持谷寿夫(一般社団法人日本書籍出版協会副理事長/株式会社みすず書房社長) コーディネーター:湯浅俊彦(立命館大学文学部教授) 既に録画が公開されている(http://2013.libraryfair.jp/node/1683)。お陰でxiao-2は安心して自分の印象に残ったことだけメモ。敬称略、抜け漏れ・誤解はご容赦。項目立ては適当。 湯浅 本日のテーマ「出版市場としての図書館」「読書基盤としての図書館」、それぞれについて主な論点をスライドでピックアップした。真ん中に石井さん・持谷さんの並ぶ写真を出してある。この写真はにこやかだが、にらみ合っているようなのの方がいい
By normalityrelief 原則として1日8時間・1週間に40時間以上の労働は労働基準法によって禁じられていますが、ブラック企業など法律を守らない企業が存在しているのも事実です。では、規定された時間以上働く労働がなぜ禁止されているのか、長時間労働が社員や企業にもたらす7つの弊害をWe Are Mammothが公開しています。 What Long Hours Really Mean | We Are Mammoth http://wearemammoth.com/2013/11/long-hours ◆1:クライアントや上司に過度の期待をもたせる francistoms 長時間働いた仕事の成果を見たクライアントや上司は「社員は常時これくらいできる」と勘違いしてしまい、その後の業務に支障が出る恐れがあります。 ◆2:長時間労働を許可する企業は雇用や評判に問題を抱えてしまう By Th
10月27日から11月9日は読書週間。リサーチバンクによると、1ヶ月に1冊以上本を読む人は全体の46%程度と、3年前から9%減った。 読書をする人に「本を購入する場所」を聞いたところ、トップは男女とも「豊富な品揃えの大型書店で購入」で53.7%。次いで男性は「インターネットで購入」が多く、女性は「図書館で借りる」が多い。一方、昔からある「近所の小規模な書店で購入」は、男女ともに約2割と少数派だ。 「本屋のない町で 私たちは幸せだろうか?」大手出版社の宝島社は2010年、新聞にこのような広告を出し「電子書籍反対」をうたった。当時は電子書籍元年といわれており、危機感から同社は「電子書籍の普及で町の本屋がなくなる」と主張しているような感じを受ける。 確かにここ数年で、近所の小さな本屋を見かけなくなったような印象はある。ところがその要因は、電子書籍の普及とはほぼ関係がない。なぜなら電子書籍が
トップ > 特集・連載 > 特定秘密保護法案 > 記事一覧 > 記事 【特定秘密保護法案】 <ウォッチ>「国家の安全に優先せず」 「法案批判は放送法違反」 Tweet mixiチェック 2013年11月10日 「知る権利」が国家の安全に優先するとの考えは間違い。法案に批判的なテレビキャスター発言は放送法違反-。特定秘密保護法案をめぐり、自民党の閣僚経験者や政権幹部から、国民の知る権利や報道の自由を軽視するかのような発言が続いている。法案は知る権利と報道・取材の自由に十分配慮すると規定しているが「うわべだけのものだ」との声も上がる。 自民党の特定秘密保護法案に関するプロジェクトチーム座長を務める町村信孝元外相は、八日の衆院国家安全保障特別委員会で「(知る権利が)国家や国民の安全に優先するという考え方は基本的に間違いがある」と発言。「『知る権利は担保しました、しかし個人の生存が担保できませ
岐阜県図書館・岐阜大学図書館研修会の前日,直前でしたがネタ収集の意味も込めて参加してきました(出張).自分にとって面白かったところだけメモしておきます. 2013私立大学図書館協会西地区部会京都地区協議会第2回研究会「ディスカバリーサービスにおける日本語コンテンツをどう利用するか―教育からの視点を中心に」 日時:2013年11月7日(木)13:00〜17:00 会場:佛教大学 プログラム 湯浅俊彦(立命館大学教授)「大学図書館におけるディスカバリーサービスと日本語コンテンツの課題」 石田亮(佛教大学文学研究科東洋史学専攻)「ディスカバリーサービスの日本語コンテンツを実際に利用して」 パネルディスカッション http://www.jaspul.org/w-kyogikai/kyoto/collegium/asset/docs/2013kenkyu2_info.pdf 会場は私立大学図書館の方
今よりもうちょっとだけ頑張りたいライブラリアンの皆さんに、「明るく楽しく前向きに」なってもらえるよう、応援するブログです。 井上昌彦@空手家図書館員は、このブログを通じマイ・ビジョン「情報のチカラで、世界をもっと幸せにする!」の実現を目指しています。 (旧「空手家小学生の闘病記」も収録。10万人に一人の小児脳腫瘍と明るく強く闘った、最愛の娘・れいこと井上家の闘病記)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く