史上最強チームの陰に異色の指導者がいた。ラグビーW杯イングランド大会に出場する日本代表は過去2回優勝の南アフリカとの初戦(19日=日本時間20日午前0時45分)を控え、17日に登録メンバーを発表した。歴代最強との呼び声高く、24年ぶりの勝利と8強による決勝トーナメント初進出を目指す日本。スポットコーチとして3年間フィットネス指導を行い、戦う気持ちもつぎ込んだ「世界のTK」こと元総合格闘家の高阪剛氏(45)にジャパンの強さを聞いた。 「正直、我慢できるか。相手にガチガチこられても『何だ、コイツら。いつまで動いているんだ。しかも、いつまで低い体勢なんだ』と思われるようなプレー。スクラムでもタックルでも、ボールを取ってからのランでもそれができて、相手が1人でも『何だ?』と感じたら(チームが)崩れるのではないか」 高阪氏は世界ランキング3位・南アに挑む13位の日本が勝機を見いだす道をそう描いた。南